地獄のランチタイムその7【職場ランチグループ離脱体験記 】

2018年2月26日

私がいかにして職場のランチグループを抜けたのか?
ついに最終回。

地獄のランチタイムその7、スタート!

地獄のランチタイムその1から読む場合はこちらをどうぞ↓

前回のその6はこちら↓

地雷が引き金

派遣メンバーランチ、外食ランチ、自席ランチ3つをまわす日々を続けていたある日のことだ。
その日は、派遣メンバーと社内の休憩スペースで食べていたのだが、「わたしは貝になる作戦」のもと、ほとんど言葉を発さず、ひたすら他の3名の会話に頷いたりしていた。

その会話の中で、とても不快だと思うことがあった。
誰しも、地雷があると思う。
もちろん相手は地雷とは知らずに踏む。知らないからこそ、「地雷」なのである。

彼女らは、思いっきり私の地雷を踏んだ。
不快極まりなかった。静かにその会話に耳を傾けながら、内心は怒りに震えていた。
彼女たちに、他意はなかったことはわかる。
私を嫌な気持ちにさせようとして言ったことではないことも重々承知している。
それでも、その内容は私にとって看過できるものではなかった。

思えば、これまで派遣メンバーとのランチタイムの会話の中で、マウンティングか?と思うことがしばしばあったり、その価値観に違和感を覚え、賛同できないと感じることも幾度となくあり、モヤモヤすることは多かった。
だが、新人で下っ端の私は、彼女たちの機嫌を損ねてはいけないと、凄まじいほど気をつかい続け、言いたいことをグっと我慢してきた。耐えてきた。こらえてきた。

しかし、今回の地雷で、その違和感・モヤモヤ・怒りが臨界点に達した。

何かがはじける音がした気がした。

決めた。

もう、どうでもいい。

なんで、この先、関わることもないような、私の人生に何も関係のない人たちの言葉や行動に振り回されなけりゃならんのだ。

気をつかって心すり減らして、馬鹿みたいだ。
やってられん。
もう、明日からは、ひとりで自席でランチを食べよう。
席取りなんか知るかよ。
勝手にずっと永遠に群れてろや!と、心の中で荒ぶるしがらみん。

ようやくひとりになれた

そして、次の日から、私は、自席でひとりでランチを食べはじめた。

そう・・ついに完全にランチグループから抜けたのだった。
派遣先で働きはじめてから、1年8ヶ月ほど経っていた。完全にランチメンバーから足を洗うまで、約2年近く。

長かった。

現在は、自席でまったりランチを食べる日々だ。この派遣先で働くのもあと1年という思いもあり、他の派遣メンバー3名ともほどよく距離をとりながら、なんとかやっていけている。

それにしても、完全にランチグループを抜けるまで、思った以上に長い時間がかかってしまった。
ゆがんだ派遣メンバーの関係性、同調圧力など、様々な要因が絡まり合って、思うように行動できなかったが、最終的に抜けることができて、心からよかったと思う。

同じように職場ランチで悩むひとたちへ

おそらく、職場のランチで悩んでいるひとは多いのではないか?

それぞれの職場の環境や要因があり、一概にこうしたらいい、というのは言えないのだが、自分にとって大事な条件を決めるのがいいと思う。

私の場合は、派遣先の労働環境がとてもいいと感じていたので、できれば3年働きたいという思いが、まずあった。
でも、もし、労働環境がそれほどよくなかったら、ランチを耐えてまで続けなかったと思う。
それくらいランチタイムは苦痛で憂鬱で心に暗い影を落とす時間だった。心のみならず、帯状疱疹になり肉体にも不調をもたらした。

たかがランチ、されどランチなのである。
ランチが理由で仕事を辞めたって全然構わないと、私個人は思う。
それくらい、お昼の食事は健全な場でなければならないし、すべてのひとたちにとって重要だと思うから。

群れる女たちへサヨナラ

群れるアラフォー独女たちでも書いたが、私は今まで群れない人生を送ってきた。

まさかアラフォーにして濃密に半強制的に群れることになろうとは、ゆめにも思わなかった。
振り返ってみると貴重な経験だった。
そして、やっぱり思うのは、「群れる女たち」は嫌いである。
できれば、遠巻きに眺めるだけの存在でいい。
私たちは、交わらない。
これからもずっと、平行線描いていこう。

ー完ー