地獄のランチタイムその6【職場ランチグループ離脱体験記 】

2018年2月24日

私がいかにして職場のランチグループを抜けたのか?

地獄のランチタイムその6、スタート!

地獄のランチタイムその1から読む場合はこちらをどうぞ↓

前回のその5はこちら↓

1年が過ぎる・・

一度はランチグループを抜けることを断念した私だったが、帯状疱疹になったことをきっかけに、再びランチメンバー離脱へと挑む。

しかし、都合のいい離脱理由が思いつかない!
気づけば、派遣先で働きはじめて1年が経とうとしていた。

そんな中、ランチグループを抜ける絶好のチャンスが巡ってきたのだ。

・・とその前に、

ランチと連呼しながら、肝心の「昼食に何を食べているか」についてまったく言及していなかった。

サラメシの時間

私は、社内のカフェテリアで販売している仕出し弁当を毎日食べている。

肉・魚・野菜がバランスよく入っていて品目も多く、ごはん、みそ汁もついて、450円。
安くて美味しいし日替わりで様々なメニューを楽しめるところが気に入っていたので、毎日ブレることなく仕出し弁当を食べていた。

他の派遣メンバーは、お弁当を作って持参したり、成城石井のお弁当、コンビ二弁当、パン屋さんのパン、おにぎりやさんのおにぎり弁当、ときにはカップラーメン食べてたりと(これは意外だった)、日によって食べているものはさまざまだった。

そんなある日、私が毎日食べている仕出し弁当の業者が、突然変更になったのだ。
そして、変更後の別の業者のお弁当の評判はすこぶる悪かった。
お弁当箱の中はあきらかにスカスカで、味もお世辞にも美味しいとは言い難かった。
他の派遣メンバーも「まずくなっちゃったねー」と仕出し弁当の質が落ちたことを認識していた。

ユリイカ!閃いたぞ

そこで、思いついたのである。

そうだ、これだ! このマズイ弁当をランチメンバーを抜ける理由にしよう、と。

私が毎日ブレずに仕出し弁当だけを食べ続けていたことを他の派遣メンバーは知っている。
そのお弁当がまずくなった・・。

「気に入ってた仕出し弁当の味が微妙になっちゃったので、ちょっと外へランチ食べに行ってみますね」と、社内で食べずに、外へ食べにいくことにしてみたのだ。
マズくなってしまった仕出し弁当への対処法として、朝、お店で別のお弁当を買ってくるということもできなくはないのだが、私は、通勤に片道1時間半かかるため、「朝買ってくる余裕がなくて・・」など適当にお茶を濁してみた。
(本当は、朝は時間に余裕を持って行動しているので、十分買えるのだが・・)

外食ランチ、スタート

それから、外でランチを食べる日々がはじまった。
ひとりでランチを食べる時間は、格別だった。やっとホっとできた。

ただ、毎回外食となると、どうしてもお金がかかってしまう。
オフィスのあるエリアには飲食店は腐るほどあるので、お店に困ることはないが、どうしたって1000円近くかかってしまう。
薄給派遣社員にとって外食ランチの出費は痛いが、心の平穏が第一と考え、しばらく外でのランチを続けていた。

と、同時に、週1くらいは、社内で派遣メンバーと食べることにもしていた。
やはり一緒に働く上での関係を良好に保ちたかったのと、大事な情報が伝わってこなくなることを恐れたからだ。
席取り問題があったので、外出するときは事前に「今日は外で食べますね」と必ず伝えてから出かけた。
はあ。なぜ逐一報告してんだろう・・。

あー、もっと好きなように食べたい。昼になったらフラっと自分のペースで。

私のもっとも理想のランチは、自席でボーっとしながらお弁当を食べること。もしくは社員食堂でひとりで食べること。(残念ながら、現在の派遣先には社食がないからこれはムリだ)

まあ、でもそんな感じで、外食ランチと派遣メンバーランチを織り交ぜながら、数ヶ月過ごしていたのだが、そんな中、またしても、仕出し弁当業者が変更になってしまったのだ(不味すぎて不評だったのだろう)

そして、変更後の業者のお弁当はかなり美味しかったのと、ちょうど夏がやってくる頃で、毎日暑すぎて外出ランチが厳しい季節になってきていたこともあり、ふたたび派遣メンバーランチの比率が高まることとなってしまった。

こ、このままでは、派遣メンバーランチに逆戻りである。
そこで、さらなるチャレンジ、
「ちょっと調べごとがあるんで自席で食べますね」 を投入してみることにした。

自席ランチ、スタート!

恐る恐る、でも全開の笑顔で「自席で食べますね」は、案外いけた。
その頃は、もう1年半ほど経っていて、仕事もかなりこなせるようになってきていたし、もうあと1年半しかいないだろう職場なのだから、自由にやろう!という気持ちが強くなってきていた。

しかし、外食ランチをはじめてから、派遣メンバーとの関係は微妙なものにかわりつつあったことは確かだ。
島根さん、武蔵野さん、青森さん3名と私、という3対1の構造は静かに出来上がりつつあった。
強固にいつでも行動を共にする3名と、ひとりはずれているわたくし・しがらみん。
直属の正社員にも「最近一緒に食べてないね?何かあった?」、他のチームの人たちにも「外で食べてるの?」など、声をかけられることが多くなった。

3形態ランチ

そんな感じで、「派遣メンバーランチ」「外食ランチ」「自席ランチ」3つをまわす日々がしばらく続いた。
しかし、毎日のランチが定まらないことに疲れていた。
私は、昼食に関してはルーティンを好むので、できれば「仕出し弁当450円を自席でひとりで食べる」ランチに一本化したい、という気持ちが日に日に強くなっていった。

なんだか、思った以上に長くなってしまったなあ。
いよいよ次回、最終回だ↓