【離席多すぎ?】毎日3時間くらい離席する派遣社員の謎

今の派遣先で働きはじめて半年以上経過した。

あいかわらず残業はあるし仕事量はかなり多い。ただ、職場環境や仕事内容に慣れてきたこともあって、最近は少しずつ余裕が出てきた。

あと、少し前に席替えがあって、ちょっと周りの景色が変わったことによって、あることに気づいた。

あれ? 派遣社員のヌフさん(仮名)、気づくといつも離席してて、ほとんど席にいないなあ?

席替えする前は、ヌフさんが視界に入らない位置だったのでまったく気づかなかったのだが、席替え後、ちょうど私の席から彼女の席がよく見えるようになり、たびたび離席していることがわかった。

30分くらい離席してたかと思ったら、戻ってきて席に着いたのも束の間、またしばらくすると姿が見えなくて、30分くらいいない。長い時は1時間ほどいないときもあって、合計すると1日3時間くらいは離席しているようなんだ。

最初は、あれ?なんかヌフさんって席にいないことが多いな?他部署(別フロア)に行く仕事が多いのかな?くらいにしか思っていなかった。

ただ、ふとPC画面から顔をあげると、「ヌフさん席にいないな?」ってことがあまりに頻繁で、連日そんな調子で、さすがに毎日3時間くらい離席は多すぎる気がした。

自分だってトイレに行ったり他部署(別フロア)に行ったりで離席することはあるけど、う〜ん、さすがに1日3時間も離席することはない。

あるとき他部署に用事があって別フロアに行ったところ、ヌフさんがいて、他部署の人たちとおしゃべりをしていた。

また、あるときトイレに行こうとしたら、トイレ付近にヌフさん含め数人集まっておしゃべりしているのを見かけた。

どうやらヌフさんは、他部署に行ったりするついでに、油を売っているらしい。

他者の行動をあれこれチェックしてイライラを募らせるのはよくないし、ルールや規則にがんじがらめになると、自分で自分の首を絞めることになる。仕事中、ある程度の息抜きができる環境のほうがいい。

だから、ヌフさんが毎日長時間離席してどこかで油を売っていようが、私には関係のないことだ。無関係な他者のことなど放っておけばいい。

そう理屈ではわかっていても・・、正直内心は穏やかでいられないのも事実だ。どうもモヤモヤしてしまう。

ヌフさんは隣のチームの派遣社員で、私のチームとはやっている仕事内容が違うようだ。業務に余裕があってヒマだから、しょっちゅう離席しては油を売っているようなんだ。

私のチームのほうもヒマで余裕があるなら、ヌフさんの行動はそれほど気にならなかったかもしれない。でも業務量が多くて疲弊してるこちら側からしたら微妙な気持ちだ。

私のチームには派遣社員が4名いるけど、みんな基本的には真面目な人たちで、無駄におしゃべりしてたり離席が多すぎるってことはない。

だから、なんとなく不公平感があるんだ。

同じ派遣社員で同じような時給でも、所属する部署やチームによって業務量とか環境って違うよなあってのを痛感する日々だ。

それで、ヌフさんには謎があって、そんなに毎日3時間ほど油を売るくらいヒマなら、絶対定時で帰ると思うだろう?

なぜかヌフさんはほぼ毎日残業しているようなんだ。

私は、期限がある業務でどうしても残業しないと終わらない日は残業しているのだが、そんなときヌフさんも残業しているんだ。

油売ってる時間を減らしたら定時で帰れるのでは?と疑問だらけだ。

それとも定時ギリギリに処理しなければならない仕事が舞い込んでくるのだろうか? 詳細はわからないが、モヤモヤしてしまう。

だらだら仕事して、毎日たびたび離席して油を売って、あげく残業してるというのが、正直納得いかない。

私の見立てでは、おそらくヌフさんは定時で帰ることができるのだが、個人的な都合で時間調整のため残業しているのではないか?ってことだ。

時間調整の具体的な理由について、ひとつ思い当たることがある。

いや、はずれているかもしれない。

本当に仕事があって残業しているのかもしれない。

ただ、ヌフさんの日頃の行動をみていると、席にいるときも大きな声でおしゃべりしていることが多く、やっぱり仕事が忙しいというのは考えづらい。

要領がよくて八方美人。でも自分自身の情報は極力漏らさず、日々諜報活動にいそしむ。肝心な場面では傍観者に徹する。

私がこの半年間で感じたヌフさん像だ。

あまり信用できない人だ。いろんな人と親し気にして情報を収集している感じがある。ガハガハと大きな声で笑いおおらかそうな人を演出しているが、実はそうでもないと思う。

個人的には、なんつうか、黒幕?影の権力者っぽい匂いをヌフさんから感じるんだよなあ。

やべえ、この人と関わっちゃいけねえ。大事なことは絶対この人に話しちゃいけねえ、みたいな怖さ?

まあ、何が言いたいかというと、世の中どんな場所へ行っても要領のよい調子のいい人って必ずいるよなあってことだ。

組織の中で居心地よく働くには、うまく立ち回る能力に長けていることが重要だってのをまざまざと見せつけられている。

ヌフさんが視界に入るたびに、どうも釈然としないというか、理不尽な世の中だよねってのを感じながらも、他者のことは放っておいて自分ごとに集中しようとなんとか言い聞かせる日々だ。

なかなか難しい。他者の雑音が気になってしまう自分は、まだまだ修行が必要だ。

派遣社員,職場・労働

Posted by しがらみん