地獄のランチタイムその2【職場ランチグループ離脱体験記 】

2018年2月18日

私がいかにして職場のランチグループを抜けたのか?

地獄のランチタイムその2、スタート!

前回の記事はこちら↓

私は、もはやずぶずぶの関係といっても過言ではないアラフォー派遣独女の群れから抜け出せずにいた。
どうやったら穏便にあとの3名の気分を害さずに、また今後の自分の働き方に支障がないかたちで、ランチメンバーからはずれることができるのだろう?

そういったことをアホか?というほど考える日々が続いた。

アラフォー派遣メンバー紹介

まず私以外の派遣メンバー3名がいかなる人物なのか、それを少しあきらかにしたいと思う。

島根さん(仮名)
派遣先で勤続年数15年のベテラン。アラフォー独女。
チーム在籍年数も一番長い。

武蔵野さん(仮名)
派遣先で勤続年数15年のベテラン。アラフォー独女。
チーム在籍年数は、島根さんよりも数ヶ月短い程度。

青森さん(仮名)
派遣先で勤続年数8年のまあベテラン。アラフォー独女。

こんな感じのメンバーだ。
見ての通り、皆、派遣社員ながら勤続年数が長い。

これには衝撃だった。

私は、長期の派遣で働くのは実は現在の職場がはじめてで、それまでは、中小企業の正社員、大手企業の契約社員、短期の派遣社員、アルバイトなどを漂流してきた。
だから、派遣の実態がいまいちわかっていなかったのだが、派遣社員という立場で、こんなにも長く同じ職場で働き続けている人たちがいるということに驚いた。
(派遣法改正による3年ルールで、そういった状況も今後は変わってくるのかもしれないが・・)

派遣社員として勤続年数が長すぎる

たぶん派遣メンバーたちの勤続年数が5年くらいまでだったなら、もうちょっと打ち解けられたかもしれない。
しかし、彼女たちは8年〜15年という長さだ。新しく入った自分にとって、勤続年数の壁は思った以上に高く大きく厚かった。
そして、勤続年数が長いがゆえに彼女たち独自のわけのわからないルールが常態化していると思えた。

別のところからやってくると、その職場のおかしさに気づけるのだけど、ずっとその真っ只中にいるひとたちは、おかしさ・異常さに気づけない。

どうやら彼女たちは、このホワイト企業のぬるい環境の中で、長い間派遣社員として働いてきて、感覚が麻痺してしまったのだろう。物事を客観的にはかれず、自分たちが正義だと思い込んでしまっているようだった。

そういった部分で、様々な職場を漂流してきた私とはあまりに感覚がかけ離れており、いくら年齢が近いとはいえ、ものすごく気をつかった。

彼女たちは、「ひとりで昼食を食べたい」「ひとりで行動したい」という考えを理解できないひとたちのようだった。
おそらくこれまでの人生も、ずっと誰かと群れてやってきたのだろう。

ランチタイムの主な話題

ランチタイムの会話も、退屈だった。

・話題のスイーツ(笑)
・クレジットカードやアプリ等のポイントお得情報
・美容と健康
・放映中のドラマの感想

上記のようなことが主な話題で、まあ、自分もそれなりにお菓子とか好きだし、ポイントだって増やしたいけど、でもそれが毎日のランチタイムで1時間ガッツリだとさすがに嫌気がさしてきた。
ランチを一緒に過ごせば過ごすほど、私とは共通言語がない人たちだと感じた。

ランチグループから抜ける弊害

ランチの雑談の中で、仕事に関するわりと重要なことを話したりもするので、やはりランチグループから抜けてしまうと、業務上の大事な情報が伝わってこなくなるかもと案じた。
そして、派遣メンバーたちにとって、4人は結束力の高いチームであり、『ランチグループから抜ける=このチームで仕事を続けることは難しい』という無言の同調圧力を感じるのだった。

私は、決意した。

派遣先の労働環境は悪くない。
群れることさえ厭わなければ、3年間、働き続けられるというのなら、ランチメイトでいつづけようじゃないか、と。
3ヶ月後、この派遣メンバーたちと一緒に働き続ける限りランチグループから抜けるのは難しいと判断した私は、ついに下っ端の仕事「ランチ場所の席取り」に挑むことになる。

続く↓