【派遣の仕事探し】欠員補充、増員募集、新規募集、それぞれの注意点

派遣で仕事探しをしていると、社内選考や職場見学前に確認しておけばよかったな・・といったことがよくある。

前回の記事で、これまでの仕事探しにおいて、事前に確認しておいたほうがいいと思ったことや、注意すべき点などについて、まとめてみた。

今回は、上記の記事で挙げた項目以外で、さらに確認しておくといいと思った点について書いてみた。

それは・・

欠員補充か?増員か?新規募集か?ということだ。

派遣社員を募集するとき、欠員補充、増員募集、もしくは新規部署立ち上げ等で新たに派遣社員を入れたいといった新規募集のケースがある。

これ、個人的にはとても重要な項目だと思っている。

欠員補充は決まりやすい

決まりやすいのは欠員補充だ。

前任者が辞めることが確定しており、後任者を探している場合。とにかく前任者が去る前に引き継ぎをしたいので、早く確実に後任者を決めたいと企業側は思っているはずだ。

このケースだと、企業側も職場見学でそれほど選り好みせず、タイミングが合えばあっさり決まることがあるんじゃないかな。

(とはいえ、現在は他社競合の案件が多いので簡単に言い切れない部分もあるが・・)

増員は緊急度が低い

増員の場合はちょっと微妙だ。

業務拡大などで早く人手を増やして対応したい!という案件ならスムーズに決まる場合もあるだろうが、基本的に欠員補充とは違って、増員ってそんなに急いで探してない。

ゆえに、増員募集だと決まるまでやたら時間を要したり、案件自体が選考の段階でクローズしたりすることがある。

例えば、今いるメンバーで対応できるようになったからとか、新たに正社員を雇ったから派遣の募集は取りやめるとか、案件自体が消滅しちゃったりすることがある。

私自身の経験で言うと、社内選考が通った増員募集の案件が、なかなか職場見学の日程が決まらないまま先方都合で消滅してしまった。増員募集の場合、それほど急を要してないことが多いため、スムーズに決まらないことがあるんじゃないかな。

新規の派遣社員募集は要注意!!!

最も注意が必要なのは、新規部署立ち上げ等による新規の派遣社員の募集というケースだ。

これ・・むちゃくちゃ厄介だ。

私自身、過去に2回このケースに当たってしまったが、どちらも職場見学で落ちた。社内選考の段階で詳細がわかっていたら応募しない案件だ(職場見学で具体的な業務内容を企業側から聞いて、判明した)

つまりは・・今まで派遣社員を使ったことのない部署で新たに派遣社員を入れたいケース、新規部署立ち上げで新たに派遣社員を入れたいケース、これらは、派遣社員に対する要求度はかなり高い印象だ。

企業側(派遣先)の社員たちが派遣社員の扱い方をわかっておらず、あれもこれもと高い水準を求めてくる場合があるんじゃないかな?

そして、これ一番のポイントなのだが・・

たくさんの候補者の中から自分たちの求めるレベルを満たす人が現れるまで探し続ける

ってところだ。

つまり、何社も派遣会社を競合させて、納得いく候補者が現れるまで延々と職場見学(顔合わせ)を繰り返すという最悪のパターンだ。

この”納得いく候補者”というのは、経験やスキルだけでなく年齢や容姿、さらにはわかりやすい職歴(転職回数やブランクが少ないなど)といった部分も含まれているように私自身は感じた。

こういった案件にハマっちまうと、決まる可能性がガクンと下がる。万が一就業できたとしても、派遣法など理解しておらず派遣の扱い方がまったくわかってない社員から、無理難題を押し付けられてあれこれ要求度高く、ハードモードな日々を送る可能性がある。

前任者がいないため、自力で業務の流れを構築したり、あれこれ手探りで進めなければならず、負担が大きく時給に見合わない状況になるかもしれない。

人によっては新規でまったく手付かずの状態でも気にならないという場合もあるだろうし、むしろそういったケースを好むという人もいるだろう。

ただ、個人的には、やはり派遣社員の前任者がいて、ある程度派遣の業務の枠組みが定まっている状態で働きはじめるほうが、確実に働きやすいと感じる。

新規部署立ち上げとか、これまで正社員しかいなかった部署ではじめて派遣を入れたいとか、避けたいね。個人的には。

職場見学で企業側から業務説明を受けるまで新規募集ということを知らず、自分の場合は過去2回ほど無駄足を踏んでしまった経験があるが、社内選考の段階でコーディネーターさんや営業さんから詳細を聞いておくといいと思う(ただ、コーディネーターさんや営業さんも詳細わかってないことが多くて、その場合は職場見学で玉砕するしかないが・・)

私が経験したパターンは、新規立ち上げ部署での新規の派遣募集というケースと、もともと正社員のみの部署で新規で派遣募集というケースだ。

どちらの職場見学も、むちゃくちゃ選別しているなあ、値踏みしているなあって感じがした。企業側が自分たちのイメージに合う正社員並みの人材、そういった候補者を探している印象があった。

私が職場見学で落ちたあとも、ジョブNo.を変えて何度も同じ求人が載っているのを見かけたので、「ああ、ずっと探し続けてんだな。そこまでこだわるなら派遣じゃなくて直雇用で募集かけたらいいのに・・」って思った。こういう案件は、せめて紹介予定派遣で募集をかけるとかしてほしいものだ。

それにしても、派遣法をまったく理解せず、正社員の面接並みにたくさんの候補者から選別しようとする企業って、いくら大手企業でもブラック臭がするよね?

たぶんそういう企業で派遣で働くと、派遣差別とかすごそうっていうイメージがある。あくまで私の個人的なイメージだけど。

情報を多くして、直感を信じて、身を守ろう

まとめると、スムーズに決まりやすいのは派遣の前任者の欠員補充。増員は決まるまで時間を要する場合があるかも。新規募集は少し注意が必要ってことだ。

もちろん様々なケースがあって、新規募集でも優良な案件はあるとは思う。が、上に挙げたような理不尽なことが発生する可能性も高いのではないかな?

事前情報では求人の詳細がわからないことも多いので防ぎようがない場合もあるが、少しでも情報を多くして身を守ることは大切だ。

あと、直感はひたすら大事だよ。

職場見学での言いようのない空気感、派遣会社の営業さんとのやり取り・・そういった中で生まれる違和感、それ当たってるよ!!!

私自身が仕事探しで抱いた違和感とか直感って、のちのち振り返ると当たってる。自分の感覚を信じたほうがいい。

派遣社員,仕事探し

Posted by しがらみん