人材派遣会社の社員(営業やコーディネーター)という職業に対する不信感・派遣会社は潰れてよし
先日、派遣会社の求人をチェックしていたら、良さそうな案件を見つけたので、エントリーした。すると、翌日、派遣会社から電話がきて、職場見学の日程も決まった。
おお、これは、いい感じで選考が進むかも?と思っていたのだが・・
結果的には、職場見学を辞退した。
なぜか?
それは、派遣会社の営業(コーディネーター?)への不信感だ。一体、派遣会社の社員たちって、どんな気持ちで働いているのだろう?
人材派遣会社の社員という職業について、疑問に思ったことを書いてみたいと思う。
派遣会社の社員たちの仕事のずさんさ
身バレを防ぐため詳細は避けるのだが、一緒に職場見学に行く予定だった派遣会社の営業担当者の対応に、ものすごく不愉快な気持ちになった。
おそらくこの状況で職場見学へ行っても、この仕事には決まらないだろうという確信があった。登録スタッフをナメた対応だった。
(詳細な経緯を書いていないため、これを読んでいる方々には、なぜ私が怒っているのか?ということが伝わらないかもしれないが・・)
仮にこの営業担当と一緒に職場見学に行き、運良く仕事が決まったとしても、この人物が営業担当である限り、絶対問題が起きる・・と感じた。それくらい信頼できなかった。
そう思ったので、職場見学の日時も決まっていたのだが、理由を電話で伝えて辞退することにした。
(他の案件を紹介してもらえなくなるかも?という懸念があったが、営業担当の対応に承服できなかった)
派遣会社の社員(営業やコーディネーター)とは、ルーズで責任感が薄いのが当たり前なのか?
以前も書いたが、私は、長期の派遣で就業したのは前回の派遣先がはじめてだった。それ以外だと2件、期間限定の派遣をやったことがあったが、3件とも、営業担当者は、きちんとした対応だった。
だが、今回、登録スタッフを結局駒としかみていないルーズな営業担当に当たって、派遣会社の社員という職業のあり方に疑問を抱いた。
もちろん、有能な派遣会社の社員の方々もたくさんいるかとは思う。現に、これまで関わった担当者の方々は、レスポンスが早く的確な人が多かった。結局は個人の資質によるところが大きいとは感じる。
今回当たった営業担当者は、仕事への責任感が薄く、職務を果たしていない人間だったが、それは、個人レベルで程度の低い人間だった、と思うことにする。
が、ひとつ忘れてほしくないのは、あなたたちの仕事って、労働力を搾取してそこから給料を得ているんですよ、ってことだ。
たくさんの登録スタッフを派遣して、マージンをぶんどって、ウハウハ♪って仕事なんですよ、人材派遣会社というのは。
結局、派遣会社の社員にとってのお客様は、企業だ。そこで働く登録スタッフ(派遣社員たち)は、ただの部品。ただの駒。
ナメられたもんだ。
本当、派遣の仕事を探していてなんだけど、
派遣会社はぜんぶ潰れろ!と心から思う。
派遣会社は、すべて潰れていい
まあ、結局、様々な条件の中で、派遣で働くという選択肢を選んでしまう(選ばざるをえない)というのが、とても悔しい。誰も好き好んで、派遣という、人間として尊重されない働き方を選びはしない(「派遣は自由な働き方」などと言う人たちもいるが、私は決してそう思わない)
時給や勤務地など様々な要因で、派遣の案件を探そうとする自分に怒りすら感じる。
もう一度言うが、派遣会社はすべて潰れていい。
ここで一句、『派遣会社 ないならないで 他探す』 ってな感じだ。
労働力を搾取して、高いマージンぶんどって、ご自分たちの生活を潤わせている派遣会社の社員の方々。
彼らの職業は、たくさんの派遣社員の労働力を搾取することによって成り立っている仕事だ。派遣社員を部品みたいにはめ込む作業は楽しいだろうか。
(人材派遣営業・20代)が派遣しているのは?
ちょっと前に話題になった阪急電鉄の中吊り広告。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐の無い生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか(80代研究者)」
↑炎上したのは、この中吊り広告だったと思うが、私がより気になったのは、こっちだ↓
僕らは、人を派遣してるんじゃない。新しい人生を発見してるんだ(20代・人材派遣営業)
えー? あなたたちが派遣しているのは、「人」じゃなくて「部品」だろ?
いや、まさか、派遣会社の営業担当者って、こんなキレイゴトで仕事をしているのだろうか?派遣社員という名の奴隷から搾取して収入を得る職業なのに?
おどろいたな。ちゃんちゃらおかしいよ。
派遣会社の営業担当者様へお願い『職務を果たしてください』
労働力を搾取する職業とはいえ、責任をもって臨んでほしい。いくら相手を人間と思わず部品だと感じていても、だ。
優秀な営業担当者は、心の中では、「部品部品、駒駒、マージン♪」と思っていても、派遣スタッフを目の前にして、そんなそぶりは見せないものだ。きちんと責任を持って営業担当としての職務をまっとうするはずだ。
心の中では、ただの部品の労働力である派遣社員をナメているのは、まあ構わない。そういった考えの人間は低俗だが、表に出さなければわかりはしない。だから、派遣スタッフには見せないでおけばいい。漏れ出ないようにしておけばいい。
私が望むのは、「派遣会社の営業担当としての最低限の仕事をちゃんとしてくれれば、それでいいです」ということだ。
派遣スタッフを労働力として搾取したいのなら、せめてちゃんと職務を果たそう。そう伝えたい。
「新しい人生」などという曖昧模糊なものを発見する前に、目の前のやるべき仕事を着実に処理していってほしい。
派遣社員という選択をせざるをえないことへの自己嫌悪
派遣案件を探そうとする自分自身に対して、自己嫌悪だ。
なんだか派遣案件を探すのに躊躇しはじめた。やはり時給が下がっても契約社員のほうがいい気がしてきた・・。
結局、生活を維持するために、派遣で働くという選択肢を選ぶことになってしまうだろう自分に対して、苛立ちや悔しさや悲しさを感じる。
とにかく直近の目標としては、あと3、4年で、自尊心が削がれる働き方(非正規でフルタイム労働)から抜け出せるよう、日々粛々とやれることをやっていきたい。以下の記事で、そういった展望について少し触れているので、併せて読んでいただけると幸いだ。
と、その前に、派遣でも契約でもなんでも、新しい仕事を見つけることが先決だが・・。
今回の件で、求職活動のモチベーションがかなり落ちてしまった。あと1ヶ月ほど失業給付が残っているので、地道に探していこうと思う。
なんだか、ちょっと感情にまかせた文章になってしまったかな・・。
ただ、派遣で働いたことがある人なら、理不尽・不条理を少なからず経験しているんじゃないか?
悔しいよな。でも、「派遣(非正規)で働くから悪いんだ」という言葉を浴びせられてしまうので、何も言えなくなってしまう。
あらゆる場所に非正規が(『あらゆる場所に花束が』風に)
でも、現代日本から低収入の派遣社員(非正規)がいなくなったら、まわらなくなる。それくらい、企業は人材を買い叩いている。あらゆる業種・職種に非正規は多数存在していて、数少ないホワイト正社員を支える構造になっている。
また、企業が人材を調整弁として使おうとするから、派遣制度という仕組みが成り立ってしまうのだ。
なぜこんなゆがんだ社会になってしまったのか。
非正規雇用の当事者のみならず、社会全体で考えていくことが必要だと思う。