無職期間はどのくらいがちょうどいいのだろう?【アラフォー独女の失業・無職体験談その1】

2018年7月13日

わたくしは、しがらみん。漂流おひとりさま派遣社員だ。

改正労働者派遣法が施行されて以降に、現在の派遣先で働きはじめた自分は、3年で契約終了になると思われる。
となると、また無職という季節が、近いうちに訪れるってことだ。

そこで考えてみた。無職期間って、どれくらいの長さがちょうどいいのだろうか?
自分の例を挙げつつ、書いてみたいと思う。

今までで一番長かった無職期間は?

さて、以前、『漂流するアラフォーおひとりさま』で書いた通り、私は、期間限定の派遣やこまごまとしたアルバイトなども含めると、これまで15ヶ所ほどの職場を漂流してきた。職場がかわるたびに、期間の長さに差はあれど、当然、無職期間が発生している。

今までで一番長かった無職期間:8ヶ月間(2回分)

振り返ると、8ヶ月間が今のところ一番長い。これまで、8ヶ月ほどの無職期間が2度あった。

8ヶ月の無職期間(1回目)の状況

中小企業の正社員として勤めていた会社を退職したときのことだ。失業中に病気が見つかり、手術・入院することになった。なんだか体調悪いなあと思ってたら、病気だった(といっても死ぬような病気ではない。ただ手術が必要だった)

病院にて、「じゃあ、手術日決めましょう!」となるのだが、なんと3ヶ月後。先生いわく「手術、3ヶ月先まで埋まっちゃってて〜」って。うぉ〜い!よほどの緊急性がない限り、手術までむっちゃ待つですやん!?というのが当時とても衝撃だった。でも、そんな感じみたいですね、実際。手術の順番ってけっこう待つ・・。

大学病院だったのだが、もうね、手術を医大生が見学に来るのだよ。大学病院で手術する限り、それは仕方ないのかも(←もちろん事前に同意をとられる)

それに、何かあったとき(医療ミスとか?)その場にいる人たちが多いほうがいいと思うことにした(まあ、実際手術中は全身麻酔でネンネンコロリしてたので、手術室で何が起きていたのか知る由もないのだった)

おかげで、そのときは就職活動できず(仕事が決まったとして、すぐ手術でしばらく休みますとか言えないものなあ・・)結局無職期間は8ヶ月ほどに及んでしまった。失業保険も尽きて、思い返すとカオスな日々であった。

ただ、あの時、無職であったゆえ、自分の体の変化に敏感になったのだと思う。毎日忙しく労働の日々を送っていたら、体調不良を見逃していたと思う。そういう意味では、無職期間に病気がわかってよかった。

8ヶ月の無職期間(2回目)の状況

東日本大震災直前のことだ。地震が発生する2011年。その年の2月末で、正社員として勤めていたブラック企業を退職したときだった。

当時、私は都内の古アパートで一人暮らしをしており、震災が発生した当日3/11は、無職だったため、こたつに入りながらテレビを観ていた。「離職票まだ届かんなあ・・」などと思いながら。

すると、とんでもない揺れがやってきた。古アパートゆえか、本棚から本が散乱し、棚からあらゆるものが落ちてきた。
玄関に向かおうと歩こうにも、立っていられない、まともに歩けないほどの激しい揺れ。とにかく玄関のドアを開けようと、ようやく玄関までたどり着き、ドアを開けた瞬間、台所にあったお酢の瓶などが外に向かって飛び出して、アパートの外階段を転がり落ちていってしまったほどだ。冷蔵庫の上にのっけていたオーブントースターは落ちて壊れ、しばらく呆然とした。

「一体、何が起きた?」と。実家に電話するもまったく繋がらない。そのあとは、ずっとテレビにかじりついていた。とんでもないことが起きたと思った。東京でさえこの揺れ、震源地の東北はものすごいことだったろう。各地での被害を伝える映像、津波の映像・・そのうち、原発のニュースを知り戦慄する。

これは異常事態だ。悪い夢をみているようだった。無職であったゆえ、勤務先での混乱や帰宅難民などは経験しなかったが、ひとりアパートの部屋の中で、衝撃的な映像を延々と見続ける日々に、おかしくなりそうだった。

被災地の方々の苦しみ・悲しみたるや、想像を絶するものであったろう。軽々しく言葉を発することはできなかった。ただただ無力感でいっぱいだった。

震災後、失業保険を受給しつつ無職の日々を過ごしていたのだが、どうも仕事を探す気力が沸かず、気づけば8ヶ月ほど経ってしまっていた。このままではまずいと思い、期間限定の派遣で働きはじめて、ようやく他者との接点を復活させたという感じだ。

長くなってきたので、次回は、その他の無職期間について書いていこうと思う。

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失業・無職

Posted by しがらみん