職場の作法・嫌いな相手にこそ挨拶を欠かさない
前回の記事で、職場における自分なりの挨拶観について書いた。
挨拶は、しないよりしたほうが絶対いい。するに越したことはない。してしすぎることはない。私はそう考えている。
なぜかって?
私が挨拶をするに越したことはないと思う理由
挨拶を交わすと気持ちよく仕事ができる、仕事をする上で人間関係が円滑になりやすい、人として挨拶は当然する行為・・など、いくつもの理由が挙げられる。
もちろん、すべてその通りだと思う。
でもね、私がなんのために挨拶するかっていう一番の理由、本音を言っちゃうとね、
『誰のためでもない、自分のため』
なんだよね。
客観的に見て、職場で挨拶しない人間をどう思う?
朝、「おはようございます」も言わず、席に座る。帰りがけ、何も言わずにオフィスを出て行く・・。フロアですれ違っても無言・無視・・。
そんな相手に対して、「非常識だなー、感じ悪いなあー、おかしいなあー」って思わないか?
私は思う。このひと、おかしいやん!って思う。
職場の同僚や上司・部下・先輩・後輩などに対して陰口を叩くシーンで、「あのひとは挨拶もしない!」ってフレーズはよく聞かないか?
そう、挨拶をちゃんとできてないってだけで、いくら仕事ができたとしても、人間的にNGとされる。
職場において、すべてを台無しにする行為イコール「挨拶しない」だ。
嫌いな相手であればあるほど、挨拶を欠かさない
だから、私は、特に嫌いな相手にこそ、ここぞとばかりに挨拶する。
今まで様々な職場を漂流してきたが、レベルの差はあれど、苦手・嫌いだと思う人間は必ずいた。全員好きでいい人で、苦手な人も嫌いな人も合わない人もまったくいない、そんな職場はひとつもなかった。
もしそんな職場があるのだとしたら、奇跡だ。人間がある程度集まれば、程度の差はあれど、どうしたって苦手な人間、合わない人間はいる。必ずいる。
(2人だけの職場とか、少人数の気の合う人たちだけでやってる会社とかなら、う〜ん、例外的に、合わない人間がいない可能性もあるけど・・)
なぜ嫌いな相手にこそ自ら進んで挨拶するのか?
私が嫌いな相手にこそ挨拶を欠かさないのは、相手から陰口を叩かれるだろうときに、「あの人は挨拶もしない!」と言わせないため。マイナス要因を取り除いておくため。挨拶ごときで足元をすくわれないため。
だから、嫌いな相手、苦手な相手にこそ、進んで自分から挨拶しておく。
どうだ? この部分で私を貶めることはできないだろう?ってね。
自分に不利になる要因は、取り除いておくのがいい。
挨拶なんて、減るもんじゃない。しておけば万事オッケーなんだから。
だから、私が挨拶を絶対したほうがいいと思う最大の理由は、「自分のため、自分を守るため」ということだ。
自分のためにすることが、他者との関係にプラスに働くのだとしたら、それほどいいことはない。
いやもう、職場での挨拶は、絶対したほうがいい。
アラフォー漂流おひとりさまが、これまでの労働の日々で大事だと感じたことのひとつだ。
次回は、「こちらから挨拶をしているにも関わらず挨拶を返してこない人間」について書いてみたいと思う。
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