40代に突入して気づけば周りがどんどん年下になっていく【職場にて・40代独身女性の場合】

2020年1月26日

これまで、短期の派遣やバイトなども含めると、15種類以上の職場で働いてきた。

40代に突入して痛感するのは、職場の周りの人たちが、どんどん年下になっていく、ということだ。自分と同じくらい？と思った相手はもれなく年下で、すごい上！と思った相手が同世代という場面に度々直面している。

歳を重ねるにつれて年齢がわかりづらくなる

職を転々としていると、はっきりとした年齢というのが伝わりづらくなっていく。

特に、派遣社員の年齢って、派遣先の人たちは、正確にはわからないのではないかなあ。顔合わせのときに、スキルシートからだいだいこのくらいの年齢というのは推測できるとは思うが・・（指揮命令者とその周辺の人たちは知っているが、その他大勢の人たちには伝わってないことが多いような気がする）

私自身、職場の人に年齢を聞かれたら答えるようにしているけど、わざわざ自分から言ったりはしない。

ただ今回の派遣先では、ちょっと驚いたことがあった。というのも、ある女性社員（40代）から、年齢をかなり若く間違われたのだ。
「20代にも見えるし30代にも見えるし、何歳なんですか？」と直球でいきなり聞かれたのだった。

そこで、「えー！」と思ったわけだ。30代ならまだしも、20代とは・・。

どうやらお世辞で若く見積もってくれているわけではないみたいだ。確かに、私はちょっと年齢不詳なところがあるかもしれない。昔から若くみられることが多かったが、それは、若々しいとかじゃなくて、なんだかよくわからない意味不明な感じだからなんじゃないかな。

あと、立場的なものがあるかもしれない。前任者はアラサーだったので、後任の私もそれくらいの年齢だろうというフィルターがかかっていたのでは？

その女性社員には正直に年齢を伝えてスッキリしたが、なんとなく彼女以外の人たちからも、若く間違えられている気がする。
なんというか、接し方？　「あれ？」という違和感が続いている。

正直「しまったな・・」という感覚が大きい。たぶん私の実年齢を知ったら、ひくんじゃないかな・・ということだ。仕事がやりづらくならないだろうか・・とか。
これまでの職場でも、タメ口だった若い同僚が、私の実年齢を知った途端敬語になりヨソヨソしくなってしまう、ということが何度かあった・・。

同世代と思っていた職場の人がずっと年下だった

今の職場で、私が勝手に好ましいなあと感じていて、同世代くらいに見えていた女性社員がいるのだが、なんと8歳下ということが判明した・・。
すごく落ち着きがあっていつも淡々と仕事をしていて貫禄があったから、40前後くらい？と思ってたのに、全然下だった・・。

8歳下といえば、もう別ジェネレーションだ。私的には、±5くらいが同世代の限界かなと思っていて、5でもきついかなと。実際は±3くらいが実質の同世代と思っているくらい（大学で同じ時間を過ごした年齢差くらい？）

とはいえ、私自身は、20代の頃、10歳くらい上の女性たちと、食事に行ったり出かけたりということはよくしていたので、年齢差とか気にならない。はずなのだけど、自分が年下なら付き合いやすいが、自分が年上になると、付き合いづらいっていうのがあるなあ・・と、中年に突入して感じるなあ。

つくづく若いときには、年上の方々がうまく私に合わせてくれていたんだなって振り返って実感する。果たして、今の私にそれができるかっていったら、そんな懐の深さはないかもなあ・・と。

年齢を気にしても仕方がない

自分と同じくらい？と思った職場の人たちがことごとく下の世代で、実際に自分と同世代なのは、どうみても中年の、落ち着いていて、まっとうな家庭を持った男性・女性社員ばかりなのだよなあ。

なんだか自分の「派遣社員」という立場とか、若手以外は既婚者ばかりの社員たちの中でひとり中年独身であるとか、地に足をつけてない感じとか、いろんな意味で年相応じゃないことに、わりと落ち込んだりもする。

30代までは若く見られることにまんざらでもなかったが、40代になってもそうだと、「あなたは年齢相応に積み重ねていない」と言われているようで、なんとなく凹む。

以前の3年ルールで終了になった派遣先は、正社員・派遣社員共に40代以上の独身女性が多く、同世代or上の世代に囲まれていたこともあって、今の派遣先では自分の異質感に戸惑うことが多い。

まあ、だからといって、どうすることもないのだが・・。年齢や自分の立場を気にしたってどうしようもないとはわかってる。

それにしたって、職場で、気づけばどんどん年下が増えていくなあ・・。

ついつい年齢というフィルターで、相手に壁を作ってしまいがちだ。それはよくないってわかってる。だけども、同世代の似た感覚の人たちと、たわいのない話がしたいって望んでいる自分に気づいてしまう。

そうなんだよ、私は、私は、同世代の人たちと、それも自分と近い感覚の人たちと、話がしたいんだよ。