わたくしはアンダークラスの女?

2018年4月2日

私は通勤に片道1時間半かかることもあり、朝はいつも時間に余裕をもって行動している。最近は、車両トラブルや人身事故のみならず、乗客同士のトラブルという、なんじゃそりゃあ!?と思わず口にしたくなるような理由で、度々遅延する。
実際、車両内や駅のホームで言い合いや取っ組み合いなどする乗客たちを、何度か目にしている。
なんか・・病んでるなあって思う。

話がそれた。
要は、電車が遅延することを前提に時間に余裕を持って行動しているため、わりといつも早く到着してしまうってことだ。
であるので、いつも駅構内の本屋で立ち読みして時間を潰してから、職場へと向かう。

アンダークラスの女たち

そんな立ち読み中に目に飛び込んできたこの本。なかなか衝撃の内容である。
(この本は、最近どの書店に行っても平積みされてるなあ)

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講談社
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格差社会と叫ばれて久しい昨今だが、たしかに現在の日本は格差を通り越して階級社会といえるかもなあ。
目次をパラパラやっていると、女たちの階級社会について詳しく書かれた項目があって、そこで衝撃の見出しを発見する。

「アンダークラスの女たち」だ。
この著書によると、アンダークラスの女とは、すべての女性階級の中で、もっとも深刻な問題を抱える下層階級で、そのスペックは、非正規労働者で配偶者なし、ということだ。
そこで、うおう!と思わず小さな叫び声をあげる、わたくし・しがらみん。
これは・・自分のことじゃないですかあ。

非正規の派遣社員で、配偶者なし。中年独身。

なかなか暗くなる内容ですよ。
でも、これが現実なのだろうよ。

自分自身が望む「幸福」

自分はわりと労働問題や貧困問題にずっと関心があって、自己責任論などにも、いろいろ思うところはある。だけど、いつも最終的に考えるのは、そういったことを全部通り越したその先で、私自身が望む「幸福」に辿り着きたい、ということなんだよね。
これ、説明難しいなあ・・。

世の中的には、正社員で結婚してこどもがいて・・ということが絶対的に正しいと思っているひとたちがマジョリティなのだと思う。

そのすべてからはずれたひとたちは、下層から抜け出すことはできないという構造だ。実際、社会的に正しいとされている生き方をしているひとたちのほうが、この世は生きやすい。富めるものはひたすら富み、貧乏人はじっと手をみる。

最近は、生活保護を申請できず餓死したり、親の介護を苦にした自殺など、あまりに悲しい事件が多すぎる。こういった死と隣り合わせの貧困を改善する術はないものかな。
本当に困っている人たちが、最低限、人間らしい暮らしができる世の中にならないものかな?

実体験から辿り着いた自分なりの答え

そして、「アンダークラスの女」である非正規・中年独身女性の自分も、先のことが不安なのだよ。今はまだ仕事があるけど、どんどんなくなっていきそうだ。かといって、正社員になって安定したいなどとは、もう思わないのだよなあ。

新卒でいわゆるホワイト企業の正社員の職に就けなかった場合、あとは正社員とは名ばかりのブラックかグレーしかない。

就職氷河期ど真ん中のロスジェネである私の職業履歴は、混迷を極めている。
私は、中小企業の正社員を2社経験しているのだが、どちらも長時間労働で残業代は支払われず、給与も少なかった。休日も満足に休めず、いつも疲れていて精神的にも肉体的にもバランスを崩してしまった。

そういった実体験から、ブラック企業の正社員より、定時で帰れて働いた分だけ時給で給与が支払われる派遣社員のほうが、よっぽど健全なのでは?という結論に辿り着いた。
もちろん様々なケースがあるだろうし、同じ派遣社員でも派遣先によって状況は異なるだろうから一概には言えない。

それにどんな状況であれ、ずば抜けて能力が高ければ、中途でもホワイト企業の正社員になれるのだろうと思う。私はそのようなスキルを持ち合わせていない。
まあ、とにかく、これから正社員になる(なりたい)という選択肢は自分にはない。

納得したいだけ

私は、私の思う「幸福」になりたいだけだよ。
それで毎日あれやこれや考えているところ。やりたいことはいろいろあって、時間が足りないなあ。時はあっという間に流れていくよ。

10年前の自分と今の自分は、根幹の部分では何もかわってはいない。もっと言うと20年前の自分と今の自分だって、何もかわっていない。ただただ、納得したいだけ。これでいい、これがいい!と思える日々にしたいだけ。

試行錯誤の日々は、まだまだ続くよ。

社会・労働問題

Posted by しがらみん