【派遣契約更新なし】離職票の離職理由は自己都合になった
長期の派遣社員として働いていたが、次回更新なしを告げられ、失業したことは以前書いた通りだ。
身バレを避けるために具体的な経緯を書くことを控えるが、実は私は3月末までの契約をまっとうしなかった。
というか、「まっとうできなかった」と言うのが正しい。精神的にできなかった。無理だった。
これ、派遣社員として働いたことがある人ならわかると思うが、基本的にNG行為だ。たとえ「更新なし」と告げられても、契約期間はまっとうして終了する、それが正しい派遣社員のあり方だ。
以前、別の派遣先で組織変更を理由に契約終了になったときは、ちゃんと契約期間をまっとうしたし、私自身、派遣社員にとって契約途中で辞めるのはアウトだということは十分理解している。
それでも、今回はできなかった。このまま3月末まで正社員Aと働いたら、再起不能になると思った。
理不尽な理由で一方的に何の前触れもなく契約終了を伝えられてから、正社員Aのことが心底怖くなった。顔を見るのも会話をするのも怖くなった。Teamsやメールなど文字でのやりとりすら恐怖だった。
正社員Aの気配を感じるものすべて、それらは私を不安と恐怖の蟻地獄に突き落とす。
契約終了まで1ヶ月ちょっと、正社員Aと顔を合わせ続けなければいけない。テレワークの日もあったが、常にチャットなどでやりとりが必要で、正社員Aとの接触は避けられない。かなり密接に関わらざるを得ない。
これ3月末まで続けたら、本当に本当に本当に立ち直れないかもしれない。
契約終了を伝えられた時点でショックで夜も眠れなくなり、精神的におかしくなりそうだった。そんな精神状態であと1ヶ月以上働くことは困難だった。
このまま3月末まで働いて、私が再起不能になったとしても、だ〜れも助けてくれない。正社員Aは最後の一滴まで雑巾(私)を絞って、ポイ捨てして終わり。その後の私が病気になろうが路頭に迷おうが4のうが知ったこっちゃないわけだ。
自分の身は自分で守るしかない。
それで、いろいろあって、円満に契約終了とはいかず、いくら企業側から契約終了にしたとはいえ、契約期間をまっとうせず契約途中で辞めたのだから自己都合だ、ということになってしまった。
派遣会社の営業は結局はクライアント(派遣先企業)の味方だ。今回の派遣営業の対応にもそれは痛いほど感じた。
ひょっとして派遣営業が敏腕で人の心が分かるような人物だったら、もっといい落とし所を提案してくれたかもしれないが、今回の派遣営業はそういうタイプではなかった。
(タイミング悪く派遣営業が変わったばかりだったので、あまり派遣先企業の内情などわかっていないようだった・・)
正社員Aのことを人事部に相談するとか、労基に相談するとか、なんか対処方法があったかもしれないのに、当時はすごく混乱してて全然冷静に考えられなかった。
自分を守るためには仕方なかったとはいえ、なんだか悔しいような悲しいような、もうちょっと落ち着いて違う対応を考えるべきだったなって振り返って思う。
ハロワでも離職理由について相談したけど、異議申し立てするにはパワハラなどの確固たる証拠が必要だったりして、覆すのはなかなか難しいとのこと。
医師の診断書があれば異議申し立てしなくても特定理由離職者に変更できるようだが、メンタルの病気の診断を受けたわけでもないし心療内科に通院もしていない(ただ、3月末まで無理して働いたらどうなってたかわからない・・)
早めに派遣先を去ったことでダメージを少し軽減できたことはよかったとは思っているけど、感情的になり冷静さを失ってしまったのは反省点だ。もっと思慮深くあるべきだった。
そういうことで、離職票の離職理由は自己都合になってしまった。
今回の私の場合、自己都合だと、2ヶ月の給付制限があり、国民健康保険の軽減も受けられず、給付日数も90日間しかない。
もし会社都合だったら、給付制限がなく、国民健康保険の軽減があり、給付日数ももっと多くなる。でも3月末までやり切ることは私にはできなかった。
振り返ってみて、当時の精神状態で3月末の契約終了日まで働き続けることは、どうしたって不可能だった。
今、こうしてブログ書いて気持ちを整理したり、自分を立て直してがんばろうって思っても、やっぱり毎日正社員Aのことを考えない日はないし、なかなか彼女の幻影から自由になれない。
もし3月末まで働いていたら、もっともっとひどいことになっていたと思う・・。
離職票の件は複雑な思いだが、気持ち切り替えて、正社員Aの呪縛から早く解放されるようにやっていくしかない。
正社員Aの輪郭がぼやけていくまで、まだ時間がかかりそうだ・・。