居場所はいくらでもある

2018年3月31日

3月も今日で終わりかあ。
まあ、私には何も関係がない。
しいて言えば、新入生や新人たちで、朝の通勤電車がさらに混んで混乱することが憂鬱だな。そんな4月が去ると、GW後には、街は日常を取り戻している印象だ。
おそらく、新生活にうまく馴染めなかった学生が中退したり、新人の会社員が辞めてしまったりして、人が減るんじゃないか?と思ったりもする。

不安と期待が入り交じる季節であるなあ。
ひとつ言えるのは、たとえ新しい場所に馴染めなかったといって、絶望することはない。
まあ、万策尽きるまで手を尽くしてみて(←これ大事)それでもダメならその場を去るという選択肢もある。
毎年、異常なる新人研修や、新生活へ馴染めなかったことによる自殺などニュースで報じられるたびに、心が痛む。
歳をとるにつれ感じるのは、全然違う生き方ってあるよ?ってことで、その場所にこだわることなんてまったくない。

アラフォーおひとりさま派遣社員の私は、正直、まったく場所にこだわっておらん。今の派遣先が終わったら、次は何をしようかな?と思う。

↑こちらの記事でも書いたが、私はかなりの頻度で仕事がかわっているので、無職を何度も経験している。
無職になると、どこにも所属してないゆえ、まさに何者でもない自分が浮き彫りになる。
(突き詰めて考えると、会社に所属しているからといって「何者」であるというわけでもないのだが・・)
そういうとき、不安な気持ちもなくはないが、それよりも、ああ、次は何をしようかな、何になろうかなあ、という気持ちのほうが大きい。
次の展望を考えている瞬間は、嫌いじゃない。

そうだなあ?
教祖様にでもなるかなあ。

新興宗教でお金儲けしようと考えた無職2人の物語。
かなりのボリュームだけど、とても面白いのであっという間に読める。
たしか、もう何年も前の無職の時期に読んだ。


いろいろ考えさせられたな。
つくづく、ひとの心ってある程度のテクニックで簡単に支配できるのかもなあ。
けっこう前に読んだので、詳細忘れ気味だが、とにかく圧倒的ですごく面白かったな。

私は、何も信じてはいない(言い換えると、すべてを信じている、とも言える)

だからといって、宗教を否定しようとは思わないし、信じるものがあるゆえに救われるのだとしたら、それはそれでいいんじゃないかな?とは思う。
けど、その宗教が他者に危害を加えたり詐欺など犯罪に手を染めるものであってはならない。決して。

どうしてひとは洗脳されてしまうのだろうね。

ある意味、会社員ってやつも、ひとつの洗脳のかたちだと思わないか?
特にブラック企業のそれなんか、どうして辞めないの?って思うけど、辞めないんだよね。
私自身も、過去に中小企業の正社員としてブラック会社に勤めていたことがあるのだけども、あのときを振り返ると、異常だった思う。
結局1年半ほどその会社で働いたのだが、なぜもっと早く辞めなかったのだろう?
忙しすぎると、冷静な判断ができなくなる。感覚がおかしくなる。狂う、と思う。
ブラック会社の話も、いずれ書くかもしれない。
思い出して詳細を記すのが精神的に疲れるので、できないかもだが・・。

まあ、とにかくひとつ言えるのは、居場所はいくらでもあるってことだ。漂流し続けている私が言うんだから、間違いない。

4月の新しい季節を前に、そんなことを思う今日この頃。

考える日々

Posted by しがらみん