お互いが建前の会話を続けるのなら【40代からの友達作り】

2020年8月8日

40代からだって、友達を作りたいと思うことがある。

ひとりが好きでひとりが楽で、友達がいない自分でも、誰かと親しく話ができたらなあ・・と、ふとした瞬間に感じる。

しかし、40代というある程度価値観や生き方が定まりつつある年齢で、誰かと親しくなっていくって、かなりハードルが高い・・。特に私のような人間にとってはなおさらだ。

では、どうやったら、誰かと親しくなれるだろう？親しくなりたいと思えるだろう？

「好きなもの」が一致しているよりも、「嫌い」や「苦手」、「許せないもの」「看過できないもの」が一致している人とのほうが、親しくなれるというのは、よく言われていることだ。

いや、本当にその通りだと思う。

「嫌いなもの」「許容できないもの」が一致している人とのほうが、わかりあえる率はあがるんじゃないかなってことは、私自身、常々感じている。

お互いが建前の会話を続けるのなら・・

ただ、大問題がある。

お互いの嫌い・苦手を話す機会、知る機会が、中年になった今、ほぼほぼない、ということだ。

40代にもなってくると、本音で話すという機会自体がなくなってくる。いや？人によってはあるのかもしれないが、少なくとも私は、ここ数年、職場などで本音で話したことなどない。

その場を穏便に済ますために、ちょっと違うな？と感じても、適度に相槌を打ってやり過ごす。ひょっとしたら、周りもそうかもしれない。適当に合わせてるのかもしれない。

でも、どうだろう、

そうやってお互い本音を吐露する場がなく、建前の言葉を吐き続けるのだとしたら、なかなか相手の嫌いと私の嫌いが一致しているということを確認できる日がこない。

学生時代とかなら、まだ今よりは、なんのしがらみもなく、「嫌い」について話すことがあったが、中年の今、私の「嫌い」について、おおっぴらに憚かることなく話したことなんかない。

ゆえに、相手も私が本来どのような考えかというのがわからないし、私も相手が本音ではどう考えているのかわらずじまいなんだ。

一体どうすればいいんだ！？

自分からもっと踏み込んでいけばいいのかもしれないが、そこまでの努力を惜しんでしまう自分がいる・・。
そして、相手も同じような性質の人間だったりすると、お互い一線を引いたままなんだ。

40代からの友達作りは難しい・・

正直言えば、やっぱり、ちょっと自分と感覚の近い誰かとあともう少し本音で話したいし、そういった友人がいたらいいと思う・・。

けれども、以前から書いているように私には友達がいないので、内にこもって、グチグチ考えているだけだ。6、7割の距離感でつきあえる人がいたらなあ〜。

40代からの友達作りってハードルが高い。

つくづく学生時代のまだ何者でもなかった頃の友達をもっと大事にすればよかったなあ。以前の仕事で知り合った波長の合う人たちと、長く関係が続くように努力すればよかったな・・。

40代に入ってから、尚更、自分をあまり出さないようにして生きてるので（ブログでは書き散らしてるが）、表面上ではそれなり会話できたとしても、もっと深い部分を話せたことって全然ないなあ。

あと私の悪い思考の癖があって、「誰かと親しくなってもその先が億劫」というのがいつもある。これ、どうにかならんもんだろうか。

親しくなって、あれもこれも楽しい！よりも、あれもこれも億劫。
そして最終的にはどうせ疎遠になるんだよね？みたいな気持ちがわりと前提にあったりする。だったらなにもかもが面倒臭いと感じてしまう。
たぶん、相手から失望されるのが怖いのだと思う・・。人と本気で向き合えないので逃げてるんだろうな。

みんなそれやってんだよ！そうやって誰かとちゃんと関係を築いてんだよ！ってわかってるのだが、私にはそれができない。遺伝子レベルで不可能なんじゃないかとさえ時折思う。
（そういった意味でも、自分は人類の進化の過程で淘汰されるべき種類の人間なのかな・・）

まあ、こんな偏った人間なんで、なかなか他者と関係を築くのが難しい・・。

そして、外で本音で話せないからこそ、ブログなんかやって書いてんでしょうけども・・。やはりリアルが充実してる人にとっては、ブログもSNSも不要だなあ）