【疲弊する働く人々】朝の通勤電車内・駅構内でケンカ・言い争いするサラリーマンやOLたち
朝の通勤ラッシュの電車内や駅構内って地獄絵図だ。私は、これまで様々な職場を転々としてきたので、勤務地もいろんなエリアを経験したほうかなと思う。
私鉄、JR、地下鉄(東京メトロ・都営)・・いろんな路線に乗って職場に通ってきたが、どの路線でも乗客同士の喧嘩や言い争いに遭遇した。
その度に、働く人たちの闇に触れ、社会全体が疲弊しているのを実感する。
半年ぶりに働きはじめ、再び通勤電車に乗る日々を過ごしていたのだが、2日連続で乗客同士のトラブルに遭遇した。なんか病んでるなあ・・って印象だ。
私がこれまで朝の通勤ラッシュ時に目にしたサラリーマンやOL同士のケンカやトラブルについて、書いてみたいと思う。
一見普通のサラリーマン同士の殴り合いに発展しそうな一触即発のケンカ
東京メトロの路線にて乗車中のことだ。朝のラッシュ時で車内はギチギチのパンパン。スマホをいじったり本を開いたりする余裕もないほど身動きのとれない満員の通勤電車にて、事件は起こった。
私の背後にいたサラリーマン同士が言い争いをはじめたのだ。二人とも30代くらいのいたって普通のサラリーマン。今にも殴り合いがはじまりそうなほど(実際胸ぐら掴んでオラァ!という状態)だったが、その付近にいた中年の男性陣がそれぞれのリーマンを取り押さえ、殴り合いには発展せずに済んだ。
だが、腹の虫がおさまらない様子のリーマン同士は、「次の駅で降りて決着をつける!」といい、実際、次の駅で降車していった。
その際、彼らのケンカを制止してくれた男性陣が、「冷静に話し合うんだぞ!」「落ち着けよ!」と降りていくリーマン2人の後ろ姿に声を掛けたりしていた。中年の男性陣が彼らを止めてくれなかったら、電車内で惨事が起きていたかもしれない。ケンカを止めに入ってくれた冷静な乗客たちに感謝だ。
そして、降りていったサラリーマン2人がその後どうなったのか知る由もなく、ケンカに発展した理由がなんだったのかも不明なままだ・・。
あな恐ろしき女同士のケンカ「駅員さんを呼びます!」
都営地下鉄の深く深く潜った某駅で実際に目撃した女同士のトラブル。
駅の改札を出たところで事件は起こった。
突然、細身のOLと思しき30代〜40代くらいの女性が、もうひとりの女性(40代くらい?)の腕を掴み、何かを叫んでいる。どうやら車内でトラブルがあり、電車を降りてから、追いかけてきたようなのだった。
それはもう強烈な光景で、言い争いと摑み合いで、「駅員さんを呼びます!」「駅員さーん、来てください!」と腕を掴んでいる側の女性が怒りながら狂ったように叫んでいる状態。
しかし、周りの人たちは、驚きながらも無関心を装い、それぞれの職場へ急ぐといった光景だった。異様だった。
私自身も、職場へと向かわねばならないので、彼女たちのトラブルが収束したのかわからずじまいだった。そして、このケンカ(トラブル)も、理由がなんだったのか不明だった。
満員電車や駅でトラブルに巻き込まれそうになったときは・・
上記にあげた以外にも、数え切れないほどケンカや言い争いを目撃している。
通勤電車を利用する人なら、電車内や駅で腹が立った経験は、少なからずあると思う。私自身も、幾度となく車内で怒りに支配されている。が、その度に、どうにか自制心を働かせて気持ちを落ち着かせてきた。
これまで、例えばあまりに大きな音漏れとか荷物があたってるとか、わりとやんわり直接相手に言ってしまうことがけっこうあった。
そう、以前の私はわりと言うほうだった。もちろんケンカ腰ではなく、下手にでながら伝えるのだが、幸い、伝えた相手は「すみません」と荷物の位置を変えてくれたり、網棚に乗せてくれたり、音を抑えてくれたりする良識人だった。
が?
もし、相手を間違えれば?
逆ギレされたり殴られたりして大惨事になっていたかもしれないと、振り返って震える。
電車内で一触即発のトラブルや言い争いを目撃するたびに、腹が立つことがあったとしても、自らアクションを起こしたり相手に伝えたりしないようにしようと今は考えている。
一番いいのは、車両を変えること、だ。
が、朝の満員電車ではそれが難しい。移動できないほど混んでいることがほとんどだからだ。この時間は永遠に続かないと心の中で唱え、電車が目的地に到着するのを待つしかない・・。
ただ、何か疑いをかけられたり、言いがかりをつけられたりしたならば、毅然とした態度で反論すべきとは思う。
車内トラブルは働く人たちが疲れているのが一番の原因
通勤時間帯の電車内での乗客同士のトラブルを目撃するにつけ、働く人たちがあまりに疲弊しすぎているのではないか?
疲れすぎていて、心に余裕がないから、ちょっとしたことで怒りに着火してしまうのではないか?
そもそも、こんなすし詰め状態になってまで毎日職場に通わなくちゃならないって、なんかおかしいっていつも感じる。
が、通勤の地獄絵図に耐えながら、働いている人たちは多い。私自身だって、結局、満員電車に揺られ都内に出稼ぎにいく選択をしているわけだ・・。
現代は、あまりに人々が疲れすぎていて精神状態ギリギリのところで日々を営んでいるイメージで、他者に対して優しくなれない世の中になってしまっているとつくづく思う。