『同業務の派遣社員がいる』場合と『1人ポジション派遣社員』を比べてみる【派遣先の派遣社員分布図】

2020年8月15日

派遣社員として働く際、派遣先の派遣社員の割合などは気になるところだと思う。

これは、職場見学（顔合わせ）の時点で、ある程度、派遣会社の営業担当や派遣先の担当者に確認できるかと思うが、実際就業してみないことには、詳細はわからない部分があるように感じる。

同業務の派遣社員が複数いる場合と、ひとりポジションの派遣社員の場合、一体どちらがいいだろう？

私は、両方のケースを経験している。私のこれまでの体験談を交えながら、個人的見解を書いてみたいと思う。

『同業務派遣社員がいる』場合

同業務の派遣社員が複数いるケースで、私が感じたことなどを書き出してみる。

以前の派遣3年ルールで契約終了となった派遣先の場合、同業務の派遣社員が私以外に3名いた。
彼女たちと私は、同じ派遣会社だったので、営業担当者のことや勤怠などについて、情報を気軽に聞くことができ、その点では安心感があった。

時給については、私以外の派遣メンバーは勤続15年・8年と非常に長かったので、かなり差があったのでは？と想像しているが、実際のところはわからない。

まったく同じ時給ではないことだけは確実だ。就業した当初、派遣メンバーたちから漏れ聞こえてきた会話で、私が入ったタイミングで彼女たちの時給があがったことを知ったからだ。
また、勤続15年・8年ほどで、時給がこれまで一度もあがらなかったなどとは考えづらい。おそらく、これまで幾度かあがってきたんじゃないかな？

同業務派遣がいて、時給が異なる場合、そこは悩みどころだろう。
私のように、明らかに勤続年数に差がある場合は、ある程度納得できるが、同じくらいの時期に入ったのに違ったり、別の派遣会社だから違ったりすると、モヤモヤする原因になる。常に不満を抱えながら働くことになってしまう。

また、人間関係がうまくいけばいいが、私のように群れる派遣メンバーとの関係に悩み、最悪辞めることまで考えるのだとしたら、同業務派遣なんかいないほうがよっぽどいいとすら感じる。
逆に、同じ派遣社員として苦楽を分かち合い、良好な関係を築けるのだとしたら、同業務の派遣社員がいることは、大変心強い。

『1人ポジション派遣社員』の場合

1人ポジション派遣社員のケースで、私が感じたことなどを書き出してみる。

現派遣先では、私は1人ポジションの派遣社員だ。
100名近くいるフロアで派遣社員は私1人だけで、あとは正社員。
派遣先企業には、多くの派遣社員が働いており、別の階にはいるようなのだが、実際に話す機会もなく、現派遣先での他の派遣社員の状況がほとんどわからない。

派遣社員として、派遣先の情報がほしいなってときは、けっこう困る。同じ立場の誰かと話したいと思うことが時折ある。

ただ、私としては、割り切りさえすれば、今のところひとりで自由にやれているので、わりといいかなって感じている。

最終的には派遣先の状況による

同業務の派遣社員がいる場合、ひとりポジションの場合、どちらも、一長一短かなという気がするが、個人的には、ひとりポジションが自分には合っているように思う。

とはいえ、現派遣先では、1人ポジションでもストレスなくやれているが、別の派遣先ではまた違う状況になるのかもしれない。

同業務派遣がいる場合でも、もし自分と波長の合うタイプのメンバーだったら、心地よい関係が築けたかもしれない。
私の場合は、既存の派遣メンバーとの関係に大変苦慮し、帯状疱疹になるほどストレスを感じたので、心身に異常をきたしてまで同業務派遣たちと密接な関係を続けなければいけない状況だとするなら、ひとりであれこれ悩み孤独だとしても、ひとりポジションのほうがいい。

もともと性格的に誰かと一緒に行動するのがいいというタイプなら、同業務の派遣社員が複数いるほうが、仕事しやすいかもしれない。

が、私は、どちらかというと、ひとりであれこれやるほうが気が楽なタイプなので、確かに、アウェイ感というか、疎外感を時折感じつつも、けっこう現派遣先の1人ポジションはしっくりきている。

一口に、「同業務派遣がいる場合」「ひとりポジションの場合」と言っても、無数のバリエーションが存在して、どっちがいいなどとは一概には言えない。

最終的には、派遣先の労働環境・人間関係に左右されることが大きいかなって感じている。

そう、すべては派遣先の環境が良好なことが前提になるんじゃないかな。
労働環境や人間関係が良好であるなら、同業務派遣がいよういまいが、1人ポジションであろうが、そこそこ快適に働けるんじゃないかなって思う。

様々な職場で働いていると、自然と自分がどちらのタイプかわかってくるんじゃないかなという気もしている（まあ、様々な職場を漂流しないに越したことはないのだが・・）

↓同業務派遣メンバーとの関係性について書いた記事も併せて読んでいただけると幸いだ。