退職の際の様々なパターンの送別会・あったりなかったり【退職時の送別会開いてもらえる?問題】

職場を退職する際の送別会って、開催されたりされなかったり、いろんなパターンがある。

以前の記事でも書いた通り、私はこれまで様々な職場を転々としてきた。
ゆえに、退職する際に、送別会を開いてもらうことがあった。もしくは、何もなかった職場もあった。

いろいろな職場を漂流してきた当事者ならではの送別会問題について、書いてみたいと思う。

これまでの職場における送別会の有無

私がこれまで働いてきた職場における送別会の有無について、おおまかに書き出してみる(※半年未満の短期の職歴やアルバイトは除く)

雇用形態勤続年数送別会の有無備考
正社員1年未満×開催されなかった
正社員1年半×送別会辞退
契約社員3年チームメンバーによる開催
契約社員3年有志メンバーによる開催
契約社員1年半部署メンバーによる開催
契約社員1年部署メンバーによる開催
派遣社員(長期)3年チームメンバーによる開催
派遣社員(短期)半年ケーキ会という送別会らしき会が開催

あー、無駄に職歴多い(これですべてじゃない。数ヶ月で辞めた職場とかもある・・)
雇用形態ごとに書き出した。時系列ではない。勤続年数もわかりやすい区切りにしている。

振り返ってみると、勤続年数が少ないわりには、開いてもらったかなと思う。

が、正社員で働いていた2社については、どちらも送別会はなかった。
うち1社は、人間関係が原因で辞めざるをえないところまで追い込まれたので、開かれるはずもなかった。
もう1社は会社の慣例で形式上開いてくれようとしたが、あまりに気まずく自ら辞退した(←ブラック企業からの命懸けの脱出だったため)

書き出してみてわかるように、正社員だから送別会があるとは限らないし、勤続年数が短いからないというわけでもない。

結局は、職場の送別会に対するスタンスや人間関係によって決まる部分が大きいのじゃないか?と個人的に感じる。

半年の短期派遣なんて、普通、送別会なんかないって思うだろう?

だが、この会社がとても不思議で、勤続年数や雇用形態関係なく、誰かが退職する際には、ケーキ会やランチ会が催される慣習があった(夜ではなく勤務時間内に会が開かれた。いわゆる送別会とはちょっと異なるので上記の表では△とした)

たった半年の期間限定だったにもかかわらず、花束と送別品もいただいた。
正直、私が特別仕事ができたとか、上手に人間関係を築けていたとかではまったくない。
誰に対しても平等にそうだった。

また、もともと送別会をする習慣がない職場の場合は、有志メンバーが開いてくれることがあった。
この場合は、日頃の人間関係が少なからずものをいう気がする。

とはいえ、振り返ってみても、特別、自分がうまいこと人間関係を築けていたか?といったらそうでもなかった。
つまり、職場に送別会を仕切ってくれるような幹事気質の人がいた場合、開いてもらえる可能性が高いってことだ。わりと運次第なところが大きい。

退職時の送別会、開催してもらえる理由・もらえない理由

その職場での雇用形態や勤続年数、人間関係、職場の慣習など、様々な要因が絡まって、送別会を開催してもらえるか否かが決まるといっていいと思う。

たとえば、正社員が退職する場合は送別会を開くが、非正規(契約や派遣社員など)は開かないといった職場もあるかもしれない。

また勤続◯年未満は開催しないといったルールがある場合もあるかもしれない。
職場によっては、慣習として「送別会を開く・開かない」が暗黙のルールで決まっている場合もある。

だから、送別会がなかったからといって、それほど気に病むことはないだろう。

ただ、職場の慣習や状況から、本来なら送別会を開催してもらえるはずなのに、してもらえなかった場合、何かしらの理由があるかもしれない。

その場合、最も大きな理由として考えられるのは、「人間関係」ということになるだろう。

権力のある人物に嫌われていた、とか、退職理由が職場に残る人たちにとって気にくわないものだったとか・・。いろいろ考えられる。

また、急な日程で退職が決まってしまうと、なかなか送別会は開けない。

送別会を開いてもらえなくても気にする必要はない

仕事をがんばってきた。人間関係も悪くなかった。それなのに送別会がなかった。

そんな状態だとしたら、ちょっと悲しい気持ちになったりモヤモヤすると思う。

「送別会を開いてほしい」というよりは、自分自身を「職場で送別会を開いてもらえるに値する働きが出来ていた人間」と思いたい、そんな気持ちが根底にはあるんじゃないかな。

私自身、職場を去る度に、ちゃんと送別会を開いてもらえると、「いい終わり方ができた」と思えたしスッキリした。

とはいえ、送別会がなかったからといって、落ち込んだり、自分の評価を下げたりする必要はない。

できる限りのことをして、きちんと筋を通して、その職場を去るというのなら、それで十分だ。
今後、よほどのことがない限り、辞めた職場の人間に会うことはない。モヤモヤしたり落ち込むことはあっても、次の職場で働きはじめれば、次第に忘れていけるだろう。

これまで私は去っていくばかりで、自分が誰かを見送るのは少ないほうだったが、見送る側、送別会を開催する側の苦労もあるかと思う。

組織に属して働くなら避けて通れない「送別会問題」だが、職場ごとのルールなどがあって、一概には言えない部分がある。

まあ、わかりやすくまとめるなら、「送別会を開いてもらえたらラッキー、開かれなくても気にしなくていい」ってことだ。

送別会の有無は、職場での評価に必ずしも直結するものではない。

もらって嬉しかった送別品や、退職時に配るお菓子について書いた記事も併せて読んでいただけると幸いだ↓

職場・労働

Posted by しがらみん