派遣切り・雇い止めフラグが立った実感あり【コロナショック&組織変更】

コロナウイルスによって誰もがイレギュラーな日々を送っている状況だと思う。派遣で働く非正規労働者の私自身も例外ではない。

派遣切り・雇い止めフラグが立ったな、という実感がある。

というのも、4月からの組織変更によって、なんと私の所属している部門が廃止になるという。

いやもう、寝耳に水。青天の霹靂。

えええ!?なにそれ、聞いてないよー!!といった感じだ。

組織変更に関しては、コロナウイルスはまったく無関係ではあるのだが、ひょっとして3月末の契約で終了になるのは?と覚悟した。

でも、先月、6月までの契約更新の話があって、すでに契約書も届いている。こういった場合どうなんだろう?と気を揉んでいたが、どうやら、引き続き契約はあるらしい。

私は別の部門にアサインするようなのだが、現在のところ詳細不明で、不安な毎日だ。

というのも・・正直、私のやっている仕事は、部門がなくなるとするなら、必要なくなる業務だ。部門がなくなると同時にお払い箱になってもおかしくはなかった。

ただ、派遣先としては、すでに6月までの契約を更新してしまったので、4月からの3ヶ月間は一時的に別部門で働かせ、そのあとは契約更新しないのでは?切るつもりなのでは?と私自身は予想している。

派遣先は、コロナウイルスの影響を存分に受ける業種だ(いや、コロナの影響がない業種など少ないだろうが・・)

そういったとき調整弁である派遣社員を真っ先に切るということになるだろう。

とりあえず3月末での契約終了は免れたが、おそらく次の6月で終了の可能性が高い。覚悟を決めておこうと思う。

4月からどのような業務になるのか等、詳細を知らされておらず、不安で悶々とした日々だ。

ただ、コロナウイルスによって不安定な社会情勢の中、このタイミングで職を失うのはあまりにリスキーだと感じる。とりあえず6月までは首が繋がったが、その先は、雇い止めにあう可能性は大だ。

新卒者の内定取り消しが発生しているというし、就職氷河期世代の非正規労働者の雇用も非常に危ない。
現に、業績不振で3月末で契約を切られたといった話を方々から聞く。

コロナショックにより、この世の階級社会、身分制度があぶり出されて、より鮮明になった気がする。

大企業の正規雇用者は命が守られ、子供がいる世帯は賃金を補償されるが、非正規労働者は命懸けで満員電車に乗り、独身者にはなんの補償もないわけだ。

だったら正社員になればいいじゃん、結婚すればいいじゃん、子供産めばいいじゃん、自己責任じゃんという声があるのは承知している。

でも、それじゃあ全人類が幸福にはなれない。弱者を自己責任と断罪して切り捨てることによって、一部の既得権益を享受する者たちが救われるのだとしたら、それは真に幸福な世界と言えない。

先が不安な毎日だけど、なんとか生きる道を模索するしかない。コロナショックで浮き彫りになったのは、この国は弱者にとことん冷たく厳しく優しくないということだ。

もう20年近く辛酸を舐めてきたロスジェネ世代の私としては、そんなことずっと前から知っていたはずなのだが、コロナショックで追い打ちをかけるように、さらにさらに強く実感している。

毎日、怒りや悲しみや不安といった、ネガティブな感情に支配されている自分に気づく。よくないことだ。人々の疲弊した心が更なる差別を生み、自分より弱い立場の人間を追い込んでいく。負の連鎖が起こる。

コロナショックの影響ははかりしれない。

派遣社員,社会・労働問題

Posted by しがらみん