元職場の上司のフォローを外した日・インスタグラムのしがらみの人間関係
Instagramのフォローを外す・・
しかもリアルで知り合いのアカウントを躊躇せず外せるだろうか?
私の場合は、なかなかに逡巡した。そして、最終的に外した。
フォローを外した相手は、先日契約終了した派遣先で一緒に働いていた正社員・山梨さん(仮名)だ。
彼女は私にとって、元職場の上司ということになる。(私は派遣社員だったので、派遣先の正社員を”上司”と呼ぶことが正しいのかは微妙だが、わかりやすくそのように記すことにする)
どういった経緯で元上司である山梨さんのインスタグラムのフォローを外すに至ったか、そして外してからの気持ちの変化などについて、書いてみたいと思う。
上司のインスタグラムをフォローするに至った経緯
先日契約終了した派遣先で働いていた約3年間、ずっと派遣先の正社員である上司・山梨さんのインスタグラムをフォローしていた。
正確に言うなら、”フォローせざるをえなくなった”
その経緯は、以前の記事で書いているので、併せて読んでいただけると幸いだ。
↑こちらの記事で書いた通り、契約満了したら、速攻でフォローを外そうと考えていた。
だが、実際フォローを外すまでには、職場を辞めてから(契約終了してから)3ヶ月近くかかった。
なぜか?
今後、一生会うこともない無関係な人間のフォローを、サクッと外すことができなかった原因はなんなのか?
フォローをはずしづらいと感じていた理由
派遣先の正社員・山梨さんは、私が派遣先の契約を満了したあとも、関係を続けたいと思うような相手ではなかった。
むしろ、一緒に同じ職場で働いているときから、彼女のことは正直好まなかった。が、正社員と派遣社員という力関係の中、円滑な関係を保ちたいという思いで、フォローするという苦渋の選択をした。
プライベートで山梨さんと親交を深めたいか?といったら、当然のように否である。
それくらい、この先の私の人生には、なんら関係のない人物だ。
では、なぜ、そんな好きでもない、親しくなりたいとも思わない相手のフォローをすぐには外せなかったのか?
契約満了したことで、同じ職場という利害関係もしがらみもない状態になったというのに・・。
なぜだ?
それは、私の送別会での出来事が関係している。
山梨さんは、送別会に出席している他の社員や派遣社員たちの前でこう言ったのだ。
「しがらみんさんのインスタグラム、すごく楽しみにしているよ。(写真が)とてもいいね。私の妹にも、しがらみんさんのインスタを教えたら気に入って、妹もしがらみんさんをフォローしているんだよ。これからも楽しみにしているね」
・・ゾクっとした。
なんだって!?あなたの・・? 妹さんも、わてくしをフォローしている・・だと?
そして、それを聞いていた他の社員たちに、私と山梨さんがお互いフォローしあっているという印象がついてしまった。
社交辞令だとわかっていても、「楽しみにしている」と言われてしまった手前、辞めたら速攻フォローを外しづらくなってしまった・・。
また、個人的に、高めな送別品を山梨さんからいただいてしまったことも理由のひとつだ。そう・・忘れてはいけない。彼女は、過剰供給の女王様なのだ。モノで他者の心を支配しようとする人間なのだ。
↑山梨さんがいかに過剰供給の女であるかは、以前の記事も読んでいただけると幸いだ。
数ヶ月経ってから、外した
この3年間、山梨さんと相互フォローしていることによって、インスタを楽しめなかった。
私は、以前の記事でも書いた通り、ただ単に全国各地のマンホールの写真(※あくまでも例えだ。実際マンホールの写真を撮っているわけではない・・。ある特定ジャンルの写真だ)を投稿しているだけだ。
どこそこ行った・なになに食べた・これこれ買ったなど日々の生活を載せたりはしない。また、そういったプライベートを垂れ流すアカウントには正直まったく興味がない。
私がインスタをするのは、面白い写真、美しい写真などをみて、刺激を受けたり、ちょっと笑ったり、息抜きしたりしたいから。
あと、自分の撮影した写真を投稿する楽しみが大きい。インスタの醍醐味はやっぱり、自分が撮った写真を気軽に投稿できて、ちょっとした反応がもらえるところだと思うんだ。
だが、新しい写真を投稿するたびに、山梨さんは、ご丁寧に私の写真にいいね!を押してくれてしまう。
本来なら、もっと気軽に写真を投稿したかったが、山梨さんがまたいいね!を押してくれるのかな・・と思うと、どんどん投稿頻度は落ちていき、最近では、数ヶ月ほど放置状態になっていた。
職場を去ったこともあり、なんとなくまた投稿をはじめたところ、やはり山梨さんは、律儀にいいね!を押してくれる。
人間関係に大変苦慮した派遣先での出来事を、私としては、さっさと過去のものにしたい。それなのに、山梨さんがいいね!してくることで、ついつい過去の職場の出来事がチラついてしまう。
このままでは、穏やかな気持ちで先に進むことができない・・そう感じるようになった。完全に過去の関係を断ちたいと思った。
何を気兼ねしているのだ?
辞める際に、わざわざ「これからもインスタ楽しみにしているね」と言われたことや、高額な送別品を山梨さんから個人的にいただいてしまったこともあって、無下にできないという思いがあった。
しかも妹までフォローしているだって?
自分のフォロワーリストから、山梨さんの妹さんらしきアカウントを探したら、確かにあった。私と山梨さんをフォローしているアカウントだ。これっぽいな。
うーむ、妹まで・・。
が、これから先、会うこともないし・会いたいと感じないのだから、気を遣う必要などないはずだ・・。
私は、誰のためでもない、自分自身のために、山梨さんのフォローを外すことにした。
正確に言うと、一旦ブロックして、その後ブロック解除する。
そうすることによって、お互いのフォローが同時にはずれるのだ。
これで、お互いフォローしていないという状態になった。なんかの不具合ではずれちゃった?といった体になった。(まあ、ブロックして解除したのかな?って気づかれてしまったかもしれないが、あくまで不具合の体で・・)
よって、私の投稿は、山梨さんのフィードにのらないし、山梨さんの投稿も私のフィードにのってこない。
もう彼女の存在がちらつくことはないだろう。
元上司のインスタを外してからの気持ちの変化
フォローを外すまではウダウダして、スマホ画面の前でキリキリしていたわけだが、外してみたら、意外に何とも思わなかった。
わかりやすく言うなら、すごくスッキリした!むちゃくちゃスッキリした!!!
これで、本来のインスタを楽しむことができる気がする。
たぶん私は薄情な人と思われるのじゃないか?と後ろめたさを感じていたんじゃないかな。結局は、山梨さんのフォローを外すことによって、自分が冷たい人などと思われることを潜在的に気にしていたんじゃないかな?
この先、一生会うこともない人だというのに・・。
新たに別のアカウントを作り直すという方法もあったかもしれないと思うが、そもそも私は、山梨さんと繋がっている形跡自体を消したいという強い気持ちがあった。
とすれば、フォローをはずすという選択肢が最善だろう。
インスタでの人間関係はなかなかややこしい。私の場合は、普段の生活を垂れ流すアカウントでなかったにもかかわらず、かなりウダウダ悩んでしまった。
ただ、大事なのは、もう無関係だと思う人間、または、その姿がチラつくことで現在の生活に影を落とす、モヤモヤする等、マイナスの感情を呼び起こすアカウントは、さっさとフォローを外してしまえばいい。
たかがインスタ、されどインスタ。
せっかくSNSをやるなら、気持ちよく感情がプラスになるほうがいいに決まってる。
ツイッターやフェイスブックからはすぐに退散したが、インスタは意外にも続いている。写真を投稿するだけなので、自分に合っているSNSだと個人的には感じている。
その都度、自分の感情と相談しながら、楽しくやっていけたらいい。