過剰供給の女 ・派遣先の女王様その1
与える人間、利他の精神・・すばらしいと思う。
世の中には、見返りを求めず、与え続ける種類の人たちがいる。
それは間違いない。歴史をひもといてみてくれ。かような人物は確実にいる。
しかし、私の身近にいる過剰供給の女は、決して利他の精神などではない。
題して「過剰供給の女」
はじまりはじまり〜。
『過剰供給の女』との出会い
前回の投稿で初登場した派遣先の正社員・山梨さん(仮名)。
彼女こそが過剰供給の女だ。
彼女とのエピソードを書いたこちらの記事も併読していただけると幸いだ。
派遣では、顔合わせというものがある。
就業前に企業を訪問し、担当者と面談するのだ。
いわゆる面接のことである。
現在の派遣先に就業するにあたり、私も顔合わせした。
2名の担当者と面談をしたのだが、そのうちの1人が山梨さんだった。
そのとき、私の第六感が働いた。
なんか、このひと・・クセあるなあ・・。
もし、ここで働くことになったら、敵にまわしたら怖いひとかもなあ・・と。
様々な職場を漂流してきた日々は、伊達じゃない!
最初に感じた違和感、理由はわからないけど不穏だと感じる相手は、その後も確実に不穏な相手である。間違いない。
少しずつ明らかになっていく職場での力関係
まあ、そんな感じで、なんとなく違和感を抱きながら、派遣先での労働がはじまった。
そこでわかってきたのは、山梨さんは派遣先の女王様であり、私たち派遣メンバー4名は、その召使いといったような構図だった。
他の派遣メンバーたちについてはこちらを読んでいただけると幸いだ。
消費するアラフォー独女
群れるアラフォー独女たち
地獄のランチタイムその1
特に、勤続年数15年の派遣メンバー・島根さん、武蔵野さんの下僕っぷりはなかなかのものだった。
山梨さんを常に気持ちよくおだてて、ご機嫌とりをしている。
日々その光景を目の当たりにして、「うおう、とんでもないところに来てしまったー!」と思うわたくし・しがらみん。
ぬゎんじゃこりゃあああ!?と思わずにはいられなかった。
まず、山梨さんは、ありとあらゆる言動にマウントが含まれている。
驚いたのが、働きはじめて間もない頃、聞いてもいないのに、自分の経歴のようなものをバーっと一方的に話されたことだ。
平たく言えばすべて自慢話である。
旦那さんの出身大学、自分の父親のかつての勤務先、旦那さんと結婚に至った経緯、これまでの職歴、住んでる家、こどものこと・・などなど、数えあげればきりがない。
ちなみにアラフォー既婚子どもありの山梨さん、私より3歳ほど上である。
学生ならまだしも、アラフォーにして親の職業自慢とは、なかなか失笑した。
そして、そんな話を聞きながら、山梨さんをヨイショしまくる島根さんと武蔵野さん。
特に武蔵野さんのヨイショっぷりは痛々しいほどだ。
なぜだ?なぜそこまでこびへつらう?
私は、「へえ〜そうなんですねえ」とか「すごいですね」とか、ほどほどに対応していた。
長くなりそうなので、続く↓