【派遣切りで失業して2ヶ月】無職という身分に新鮮味がない
派遣切りで失業し無職になって2ヶ月ほど過ぎた。
もうずっと前から無職だったのでは？と錯覚するくらい、すぐに馴染んだ。慣れた。当たり前のようにその状態に落ち着いた。スっと！！！
今のところ、無職期間の序盤（2ヶ月は序盤なのか？という疑問はさておき）ということもあり「働きたい！社会との繋がりが云々・・」みたいな感情は一切ない。うん、まったくない。
ただ、時間の経過と比例して焦りが大きくなってくるのは、これまでの経験上、たびたび味わってきた。無職期間が長引くにつれ、焦りが増してくる。おそらくこれから、じょじょに不安や焦燥感に苛まれることが多くなってくるはずだ・・。
にしても、無職という身分に新鮮味がない。
原因はなんとなくわかる。無職を経験しすぎなんだ、そういうことなんだ。
例えば、新卒で入社した会社を勤続20年で退職したとかだったら、無職って新鮮だと思う。だって20年間同じ会社でずっと働いてきたんだもんなあ。そりゃあ新しすぎるよなあ、無職。
でも、自分の場合、不本意ながら度々失業しているため、大学卒業してから今日までの日々の中で、わりと無職期間があるんだよ。悪い意味で無職に慣れてしまっている。
そうなってくると、なんかこう、全然新鮮じゃないし、ああこれね、はいはいはい、知ってる知ってるう〜♪って感情の繰り返しであって、新しさがまったくないんだよ。
（しかし、税金などの手続き関係は、毎回詳細を忘れてて過去の書類を調べたりネットで検索したりしている。全然学んでない・・）
ただ今回の無職が今までと大きく違う点として、コロナ禍だってことだ。今、下手に動くのは得策ではないという気持ちが強い。
自分ごときのスペックでコロナ禍でも安心して働けるような好条件の仕事にありつけるはずないわけで、仕事探しするだけ無駄と割り切り、仕事は積極的に探さない方向だ。
コロナの状況に左右される求職活動になりそうなので、もちろんいいなと思う求人には応募してみるが、まあ門前払いだろうね。
もうね、わかるんだよ。万年求職活動している身としては、今はどんな状況なのかって。40代になって体力も気力もないし、できるだけ省エネして「これ絶対無理、受からん、決まらん」って時は、下手に動かないというのもアリかな。
にしても、2年前の無職の頃から全然成長してない自分にかなり凹んでいる。あのとき、あれやってこれやって・・とか思ってたのに、2年後の今、堂々巡りで何も変わってない。ただ次の派遣先で派遣切りにあって職を再び失っただけ。
怖くて読み返したりできてないけど、ひょっとして2年前の無職のときと同じようなこと書いてないか？
まあ、私が実家に戻って暮らしているからこそなんとかなってるが、都内で一人暮らしだったらそうもいかなかったと思う。
実家に戻ってから薄給ながら貯蓄に励んできたので、とりあえず無職でもしばらくは生きられそうだ。でも、それも都内で一人暮らしを続けていたら叶わないことだ。家賃や一人暮らし維持に必要な経費などで、今のように貯金はできなかった。
ちなみに、私は旅行や美容、グルメといったお金がかかりそうな趣味もないし交際費もほぼゼロなので、世間の一般的な人たち（？）より支出が極端に少ないから、薄給でもそこそこ貯蓄できた。これが交友関係が広かったりしたら、実家暮らしでもあまり貯蓄できなかったかもしれない。希薄な人間関係のおかげとは、皮肉なものだ・・。
とはいえ、しばらくの無職期間をしのげる程度で、老後資金には遠い。無職期間が長引けば貯金も減っていく一方なんで、また労働しなけりゃならんなあ・・。コロナ情勢を鑑みて、ちょっと様子見しつつ考えていこうと思う。
もう世間一般が正しいとする生き方を完全にはずれたんで、別に今さらまっとうになりたいとかは考えていない。とりあえず滞りなく生きられたらそれでいい。
ただ、これからさらに歳を重ねて重い病気を患ったり、抜き差しならない出来事に直面したとして、滞りなく暮らしていくことは難しい。
今はギリギリ体力があって自分のことは自分でできる状態だから、根拠なく”なんとかなる”と思えてしまう節がある。だけど、今後何が起きるかわからないわけで、そういった不測の事態や不運や不幸が偶然重なったとき、あっという間に転げ落ちてしまうだろう恐ろしさがある。