【派遣切りから1ヶ月半経過】無職になってコロナ感染リスクが少し減った

3月末で派遣切り。失業した。無職になって1ヶ月半ほど経った。

派遣切りという体験は、自分にとって想像以上にダメージが大きかったが、唯一よかったことを無理矢理絞り出すならば、「コロナ感染リスクの軽減」ということになる。

私の場合、都内の派遣先まで往復3時間という通勤時間だったため、出社の際には感染リスクが高まった。在宅勤務があったおかげで、出社日数は若干減ったものの、やはり出社日はコロナ感染に怯えていた。

2度目の緊急事態宣言が解除されたあたりの3末で契約終了となったわけだが、現在は第4波が到来しており、3度目の緊急事態宣言中だ。感染者が再び増加していることを思えば、失業のタイミングとしては悪くなかったかもしれない。

この状況で感染に怯えながら毎日を過ごすのは精神的にキツイし、なにより派遣先のフロアにはまだ誰も感染者が出ていなかったことから、「派遣社員の自分が感染者第1号になってしまったらどうしよう・・」というストレスからは開放された。

もし今、万が一運悪くコロナに感染したとしても、無職という身分ゆえに職場や仕事のことを考えなくてもいいことは、幾ばくかの心の平安をもたらしてくれた。

失業中の私は、通勤電車に乗らないし、駅の混雑にも遭遇しない。働いていないことで不特定多数の人々と接触する機会がガクっと減った。

今の私の行動範囲と言えば、図書館と公園とスーパーくらい。狭いエリアの中をぐるぐるしている状況だ。

そんなこんなで、現状、無職で唯一よかったことは、コロナにそこまで怯えないで生活できることかなあ?

とはいえ、変異ウイルスは感染力が高いと言うし、いくら外出の機会が少なくても、コロナ感染の恐怖はいつもつきまとう。

政府からは弱者切り捨てのメッセージしか感じない。コロナにかかってしまったら、弱者は自己責任として決して救われないのは目に見えている。身体的に経済的に社会的に、弱い者から死んでいく。逆に、コロナにかかっても経済力やコネや社会的地位がある強者は生き延びられる。

こうなってくると、もう自衛しかない。

自分で自分の身を守るために、引き続き最大限自粛する方向だ。もともとアレルギー人間で、すぐ免疫力が落ちて体に不調が出るので、そんな状態でコロナにかかったら重篤化するんじゃないか?という恐怖は常にある。

日本全国で感染者が爆増していて、おそろしい・・。

若くて基礎疾患がなくても亡くなる方もいて、本当にコロナは怖い。ワクチン接種が進んで、少しずつ収束に向かうのかもしれないけど、う〜ん、いまだ先は見えない。

来年の今頃には、ある程度収まっているだろうか?わからんなあ。

コロナが早くおさまって、通常の生活に戻りたい。コロナ感染の恐怖、コロナによって経済的に苦しくなったり追い詰められている人たち、仕事を失った人たち、ステイホームで近親者の性暴力や虐待から逃げ場を失った子供たち、DVやモラハラに苦しむ女性たちなどがこれ以上傷つかないように。

いや、本当、弱い人たちがまず犠牲になる。オリンピックは中止したほうがいい。アスリートの方々の血の滲むような努力、日々の鍛錬はすごいと思うし、開催するかしないか分からない状態でコンディションを整えておくことは苦しさがあるだろう。

ただし、こんな状態でオリンピックを開催したとして、絆など取り戻せないし、少なくとも私は、勇気や感動をもらったりなどしない。

多くの人たちの犠牲、屍のうえに成り立つオリンピックに開催意義はない。早く中止を決めてほしい。そうすれば、オリンピックを開催することでさらに失われる命を救うことができるはずだ。

とにもかくにも、コロナ以前から感じていたことだがコロナ禍でより確信した。この国は、いつでも躊躇なく弱者を切り捨てる。となれば、今のところ唯一できることは、自衛しかない。

派遣社員,失業・無職

Posted by しがらみん