次回更新せず初回契約で派遣の仕事を終了することになった反省点・気づけたこと

2019年11月13日

せっかく決まった派遣先だが、次回更新せず初回契約で終了した。

どうしてこんなことになってしまったかの反省点、また、初回契約で終了することになって感じたこと・気づけたことなどについて書いてみたい。

反省点1『残業なし』『残業ほぼなし』案件を選ぶべきだった

次回更新をせずに初回で契約終了した理由は、以前の記事でも書いた通り、

『忙しすぎる』
『運命のいたずら』

この2点だ。

『運命のいたずら』については、抗えない理由だった。

私にとって、過去や現在の自分のプライベートに暗い影を落とす人間関係は、早急に断ち切っておきたい。たとえ残業がなく労働環境がよい派遣先であっても、『運命のいたずら』に直面したのなら、どのみち契約終了を選んだと思う。

ただ、『忙しすぎる』については改善の余地があったかもしれないと感じる。

この案件は「残業月10時間程度」とのことで、職場見学でも「1日30分程度残業が発生する場合があります」と言われた。
私もその条件を聞いた上で、30分程度なら許容範囲と思ったわけだ。

だが、実際働いてみると、実働8時間息つく暇もなく仕事が溢れてきて、毎日残業が2時間程度発生するといった状況だった。

職場見学で聞いてたんと違う!と思うと同時に、次に仕事を探すときは、「残業なし」という条件で探そうと決めた。

残業してお金を稼ぎたい!という人にとっては、派遣でもそこそこ稼げてしまうので悪くない案件かもしれなかったが、今の私は基本、割り切って働き定時で帰りたい人間だ。

現在の私の揺るがないスタンスは、『割り切った労働で最低限の収入を得て、余暇の時間を充実させる』というものだ。

派遣という不安定な立場で働くのならば、定時で帰れるような案件でないと自分にとっては意味がない。
残業代よりも時間がほしい。それを今回あらためて実感した。

こういった条件は人それぞれ違うので、私は自分の譲れない条件について、もっと正直になるべきだった。

反省点2『交通費支給案件にこだわりすぎた』

今回の仕事探しにおいて、もっとも重要視したのは、交通費別途支給案件であることだった。

度々書いているように、私は関東の片田舎に住んでおり、都内のオフィス街に通勤するには、定期代月2万円〜2万5000円くらいまでかかってしまうため、前回の派遣先の時給を下回ることなく、交通費別途支給案件に決めたいと考えた。

振り返ってみて、これがよくなかったかもしれない。交通費支給案件にこだわるあまり、選択肢が狭まってしまったように感じる。

ここ最近交通費支給案件が増えているとはいえ、やはりまだ交通費がない案件のほうが多くを占めている。交通費支給で条件を絞ってしまったせいで、自分に合った条件で残業なしの案件などをスルーしてしまったように思う。

自ら選択肢を狭めてしまったと後悔している。

2020年4月から施行される同一労働同一賃金によって、派遣社員の交通費はどの案件でも支給されるようになる可能性は高い。現時点でそれにこだわりすぎたのは敗因だったかもしれない。

とはいえ、私のように交通費が多くかかってしまうスタッフは、時給を下げられたりする可能性も否めないので、実際来年の4月にならないと、各派遣会社がどのような条件で交通費を支給するようになるのか不明だが・・。

初回契約で終了して気づけたこと1『実際働いてみるまで何が契約終了したい原因になるかわからない』

派遣先自体は、オフィス環境も快適で働いている人たちも総じて感じがよく、派遣差別的な風土もなく、決して悪くはない職場だった。

だから、まさか『運命のいたずら』のようなことに直面するとは思わず、また『運命のいたずら』がなければ、残業があって忙しくても、とりあえず次回更新して、しばらく様子をみたと思う。

今回学んだのは、残業や労働環境や人間関係など想像できる理由以外の、思いもよらない理由で契約終了することになる場合があるってことだ。

本当にまさかこんな偶然があるとは思いもしなかったとしか言いようがない。そしてそれを受け入れて働き続けられる自分ではなかったのだから仕方がなかった。

初回契約で終了して気づけたこと2『思った以上に働けた』

約半年、無職の日々を過ごしていて体がなまっていたし、40歳という年齢で、脳も鈍ってるだろうと思っていたのが、思いがけず想像以上に働けてしまった。

新しい環境で新しい仕事を覚えることは、歳を重ねるにつれ困難になっていくと感じていたのだが、今回の派遣先では、職場で働く人たちがあまりに忙しい中で、それほど教えてもらえたわけではなかったが、かなりの速度で環境に順応できたように思った。

まあ、自分比なので、他者からみれば、「その程度で?」って感じかもしれないが・・。

40代に突入し、新しい仕事や環境に適応していけるか不安だったが、意外にも「ああ、大丈夫だ。」と感じられたのはよかった。

次回更新せず初回で契約終了してみて・・

派遣先の方々には、申し訳ない気持ちがあった。派遣先の方々はとても感じがよかったし、若干この職場を手放すのはもったいないか?という考えがよぎらなくもなかった。

が、残念ながら私にとって抗えない理由なので、仕方がなかった。

初回で契約終了したにもかかわらず、最終日、職場の方々が感じよく送り出してくださったことにひたすら感謝しかない。

てっきり何も言われず静かに去ると思っていたのだが、最終日チームメンバーとランチをご一緒し和やかに終えることができた。

ひょっとしたら、内心では「すぐ辞めちゃって迷惑な!」と思われていたかもしれない。いや、思われていただろう。実際、忙しい中、人員が減るのは打撃だし、急いで私の後任を探したのだから・・。
だが、派遣先の方々はそういった感情を表に出して私にぶつけてくるようなことはなかった。

それで、契約終了して、ああ、次はまた別の場所へ行けるんだ!と思ったら、なぜか清々しい気持ちだった。

職探しはとても疲れるのだけど、また違うところへ行けるという期待感と希望がある。もちろん不安も同じくらいあるのだけど。

まあ、そんなこんなで、様々な気づきの連続の日々だった。

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派遣社員

Posted by しがらみん