【正社員Aの正体】続・クビになった派遣先の求人がまたまた出ていた
2023年も残りわずかとなった。
新しい派遣先で働きはじめて、理不尽な理由でクビになった前派遣先の記憶は少しずつ薄らいできている。とはいえ、完全にスッキリ忘れて毎日を過ごせているわけではない。
頻度は下がったものの、時折思い出しては正社員Aについて考えることはまだまだある。
以前、こちらの記事で、もう正社員Aについて書くことをやめたいと書いた。
この記事から数ヶ月経って、新しい環境に身を置く現在、より客観的に冷静に自分の身の上に起きた出来事を振り返ることができる気がしている。
今年があと数日で終わるタイミングで、「正社員Aとはなんだったのか?」ということを自分の中で整理し、今度こそ終わりにしたいと思う。
私が契約終了という名のクビになってから、私の後任ポジションは何度も募集された。複数の派遣会社のサイトで求人を検索していると、マッチ案件でマイページにあがってきてしまうこともあった。
新しい職場で働きはじめてからも、ときどき求人を検索しては、私の後任ポジションが載っていないか確認する日々が続いた。
それで、私が辞めさせられてからの募集状況を振り返ると、少なくとも計4回のタイミングで求人は載った。
最低でも私のあとに4人入って4人辞めていると推測できる。
あまりに多すぎやしないか?
釣り案件みたいな、本当は募集してないのに派遣会社が載せている求人というわけではないと思う。なぜなら、私は自分が前派遣先で働いている期間中も、たびたび前派遣先の求人を検索していた。
というのは、他部署の募集時給を確認して、今後の契約更新時の交渉の参考にしようと思っていたからだ。私が働いていた期間中、私のポジションの求人が載ったことは一度もなかった。
つまりは、求人が何度も出るということは、新しい人が入っては辞めてを繰り返しているということだ。
それで、やっぱりあの派遣先企業、あの正社員A、あの部署、あの管理者・・ぜ〜んぶおかしかったんだな、異常だったんだな、という確信がより強まった。
クビになってから、私がおかしかったのか?私が悪かったのか?と苦しい日々が続いたが、客観的にみて、1年足らずの間に少なくとも4人も辞めていくポジションって、何かがヘンってことだ。
辞めていった人たちが、私のように辞めさせられたのか自己都合なのかはもちろんわからないのだけど、さすがにおかしい。
それって「正社員Aのせいじゃないか?」って強い確信を持って今なら思う。
私は1年続けてクビになったが、続いちゃったほうなのかもしれない。思えばブラック企業の正社員も経験済の自分だから、ブラック耐性が普通よりも強かったのかも・・。
私は「ミスが多い。仕事が遅い」という理由で辞めさせられたのだけど、今、新しい派遣先で働きはじめて3ヵ月くらい経って、冷静に客観的に自分を見つめてみると・・
普通にちゃんと滞りなく仕事できてるっていう実感がある。
新しい派遣先で働きはじめてから、前派遣先企業のいびつな組織体制とか、正社員Aのような人間を野放しにし続ける異常な体質により気づかされる。
一連の出来事を振り返るとき、いくら客観的に判断しようと思っても、私目線で書いてしまっているところは否めない。
ただ、私のあとに入った人たちが短期間で何人も辞めているだろう事実は見過ごせない。
正社員Aって、一体なんだったんだろう?と今一度整理してみるに、彼女は保身の人間だ。
よくわからないが、ひょっとしたら私は彼女をおびやかしたかもしれない?という自覚が少しだけ、ある。つまり属人化した業務に胡座をかきつづける正社員Aの痛いところを突いてしまったという自覚が。
だから、どうしても辞めさせたかったんじゃないかな。他の人たちも、正社員Aがちょっとでも気に食わなかったら辞めさせられたか、もしくは派遣社員側が正社員Aのヤバさに早々に気づいて契約終了を申し出たか・・どちらかなんじゃないかな。
そう、正社員Aは保身の人間だ。常に自分を守ることだけを考える。少しでも自分にとって不都合な人間は切っていく。自分にとって楽で心地よい空間を作り上げるために、使いやすい人間だけを選別して搾取して侍らせる。
もし正社員Aが有能な人間だったなら、業務を効率化するために改善を試みるだろうし、理不尽な指示出しなどするはずがないし、他者の言葉にきちんと耳を傾けることだろう。
独善的な小さな小さな独裁者。それが正社員Aの正体だ。
ついつい気になって、前派遣先での私の後任ポジションの求人を検索してしまっていたが、それも年内で終わりにしたい。
なんだかずっとずっと正社員Aの残像にとらわれ続けた1年だったなあ。それくらい私にとって大打撃な出来事だった。
今年っきりで、今度こそ正社員Aについて書くのは終わりにして、来年は別のことに労力を捧げられるようにしたい。
いや、でもここまでくるのに時間かかった。気持ちの整理ってそう簡単にはいかないものだ。自分なりに考えて考えて別の環境で働きはじめて、ようやく少しずつ苦しい記憶が遠のいていきそうだ。
もっと時間が経てばさらに冷静に客観的に、一連の出来事を振り返ることができるようになるかもしれない。
とりあえず、平常心で年を越せそうでよかったよ。