【派遣切り】本音を言うと「ホッとした」という気持ちもあった
前回、前々回と、理不尽な理由で派遣の契約終了を言い渡された経緯について書いた。
事実上のクビだ。独裁者による粛清だ。正社員Aにとって秩序を乱す不穏分子である私は、あっけなくギロチンで抹殺されたのだ。
上記の記事で綴った感情に偽りはない。ずっと落ち込んでいるし全然立ち直れてない。
派遣営業から契約終了を伝える電話をもらったとき、予期しない理由だったことから頭の中が真っ白になり、衝撃とかショックとか怒りとか混乱といった感情が渦を巻いた。
その一方で、まったく別の感情が沸き上がってきた。
それは、「ホッとした」という気持ちだった。
矛盾してるって思うだろう?理不尽な理由で一方的にクビを宣告されて、大打撃、ショックで大混乱だったのに、心のどこかで私はホッとしたんだ。
ああ、もう正社員Aと一緒に働かなくていいんだ・・
そう思ったんだよ。
ずっとずっと正社員Aとの関係に悩んできた。働いていた頃、彼女の言動を思い出しては夜も眠れないくらい腹が立つ日もあった。
この先ずっと正社員Aと働き続けるのかな? 派遣3年ルールがあるから、とりあえず3年は頑張ってみようかな・・?
そんなことを考えながら毎日を誤魔化しながらやり過ごしてたんだ。
だからこそ、クビになったってことはもう正社員Aと関わらなくていいんだって、ホッとする気持ちもあったんだよ。
この1年を振り返ってみて、ちょっと自分おかしかったと思う。とりあえず働き続けることで、もっと別の根源的な悩みから目を背けようとしてきた。「やってらんねえ、辞めてやる!」って荒ぶりながらも、仕事を続けることで正気を保てるんじゃないかって勘違いしてたんだな。今思うと。
目が覚めた気がするよ。
こんな状況で働き続けたっていいわけなかったんだよ。
正社員Aが嫌いでずっと苦しんでたんだから、さっさと辞めるべきだったんだ。結果的に、正社員Aのほうから引導を渡されたわけだけど、私は向こうから切られない限りは働き続けてしまったと思う。
だから、今このタイミングで正社員Aとの関係が断ち切れたことは、なんだかんだ言って、よかったのかもしれない。
いや、本当、目が覚めた。
P.S.メッセージを送ってくださった方へ お心遣いありがとうございます。とても励まされました。しばらく休みながら今後について考えていきたいと思います。