日帰り蟹工船

私がいかなる派遣社員であるか、もう少々あきらかにしたいと思う。

前述した通り、年間定期代20万円以上自腹を切り、往復3時間かけて都内の職場へと通う派遣社員である。
20代前半から30代前半までの10年間、都内で一人暮らしをしていたが、数年前から実家に戻り、派遣社員として働きはじめた。
今日に至るまで、私がどのような漂流生活を送ってきたのか、それはおいおい語っていきたいと思う。

現在の派遣先ではちょうど2年経ったところだ。
派遣法改正により、おそらくこの職場で働けるのも、あと1年ほどだと思われる。
この2018年問題についても、今後触れていきたいと思っている。

さて、私は派遣労働に勤しむ毎日を、日帰り蟹工船と呼んでいる。
毎朝、「ちょっくら蟹工船乗ってくるわ」と玄関の扉を開けるのだ。
ニヤリとして。

そんな毎日に完全には絶望していない。
いや?むしろおもしろおかしいとすら感じている。

わたくしについて,派遣社員

Posted by しがらみん