【セミリタイア決意】アンパンマンのマーチが背中を押してくれた

予期せぬ理由で失業してから、これといって何をするでもなく、しばらく途方に暮れる毎日を送っていた。全然立ち直れなかったし、ずっと落ち込んでいた。

ある日、部屋でamazon musicを聴いていた。amazon musicってシャッフルで勝手にいろんな曲が再生されるのだけど、一青窈がカバーしたアンパンマンのマーチが流れてきた。

アンパンマンのマーチ、言わずと知れた国民的アニメの主題歌だ。老若男女が口ずさめるような馴染み深い歌だ。

一青窈バージョンをはじめて聴いたのだけど、より歌詞がハッキリと迫ってきた。

気づいたら泣いてた。

涙が止まらなかった。

曲が終わって、次の別の曲がはじまっても、泣いて泣いて泣いた。

大量のティッシュが涙と鼻水にまみれても、泣きやまなかった。

なんのために 生まれて なにをして 生きるのか
こたえられない なんて そんなのは いやだ!

なにが 君の しあわせ なにをして よろこぶ
わからないまま おわる そんなのは いやだ!

これまで特に歌詞の意味など深く考えず、聞き流していたアンパンマンのマーチだったが、ド直球で力強い言葉たちに心を揺さぶられた。

そうだよ、自分にとっての幸せがわからないまま終わるなんて、そんなのは嫌だ!!!って叫び出しそうだった。

無職になってこれからどうしようか・・って毎日途方に暮れていた。数ヶ月の無職期間を経て、また週5日フルタイムの雇われ労働の日々に逆戻りするのかな・・とかボンヤリ考えたりしてた。

でも、もしまた週5日フルタイム非正規労働者に戻ったとして、これまでと人間関係や環境が少し違うだけの見覚えのある景色で埋め尽くされた日々が続くだけなんじゃないか?

これでいいのか?このままでいいのか?

週5日フルタイム非正規労働で心身を蝕み、それでも「働かないと生きていけない」と自分自身を納得させながら労働に身をやつす日々が、私にとって果たして正解なのだろうか?

私が何を幸せと感じて、何をして喜ぶのかってことを考えたとき、決してこれまでのような週5日フルタイム非正規労働を続けていくことではないって思った。

私が幸せだと思い、喜びを感じることは、もっと別にある。

これからは、今までと少し違う働き方・生き方をしてみたいって思いが溢れてきた。アンパンマンのマーチが背中を押してくれたんだよ。

理不尽な理由で仕事を失い落ち込む日々だったけど、見方を変えれば新しい生活をはじめるいい機会かもしれないと、少しポジティブな気持ちになった。

セミリタイアっぽい生活、セミリタイア的な生活。

これだ。私がずっとやりたいと思ってた生活を実行に移すときがきた。機が熟したのだ。

セミリタイア

Posted by しがらみん