もっと歩きたいから早くセミリタイアしたい
昨年末くらいから、突如「歩くこと」にドはまりした。
ちょっと大袈裟だけど、何かに取り憑かれたかのように歩く日々が続いている。
1日15kmくらい歩いてもそれほど疲れなくなった。いや、まあ疲れるけど思ったほど疲れないって感じかな。
徒歩1時間なら近いと感じるようになり、目的地まで徒歩2時間くらいなら苦ではない、そんな感覚になってきた。
ちょっと前の自分だったら、徒歩2時間なら公共交通機関を使ったと思う。でも今なら余裕で歩ける。
毎日20km以上歩いている人もいるだろうし、徒歩界隈(なんてものがあるのか不明だが)では、まだまだひよっこだけど、これからもっともっと長い距離を歩けるようになる予感しかない。
そんな感じで、週末はいろんな場所へ歩いて出掛けていたのだが、花粉の本格シーズンが到来してしまった。
花粉に負けず歩きたい欲望はあれど、病院で処方されている抗アレルギー薬を2種類飲んで対策していても、調子が悪いときだと、1日中クシャミ・鼻水が止まらずもう何もできないグロッキー状態になってしまう。
せっかく「歩く」という新しい趣味に出会ったのに、花粉症で中断するのは残念だけど、小休止することにした。
花粉の季節が終われば、ジリジリと夏が近づいてきて、持病の悪化が懸念される。秋にはまた秋花粉があって、なんだか心穏やかに過ごせるのって、1年のうちほんの少しだけだ。
冬は今の自分にとって一番身体的に安定する時期だ。これからの芽吹きの季節は、かなり苦しい。
冬の時期にもっともっと歩いておけばよかった。
最近は、もっと歩きたいから仕事辞めたいって思うくらい、歩きたい熱が高まっている。思い立ったらすぐ自由に歩けたらいいのになあ。
休日歩きたくても雨だったり風が強すぎたり天候のよくないときだと、思うように歩けないよなあ。もっと時間にゆとりがあったらなあ・・って思う。
いや、別に「歩きたい」と思う前から、私はずっと「もっと時間があったらなあ」と願ってきたんだけど、なんだか最近はすごく具体的に、「もっと歩きたいから早くセミリタイアしたい」って考えてしまうんだ。
1日8時間以上カチャカチャPCのキーを叩いてるウィークデーって、よ〜く考えると異常。そこに一体何があるんだろう?
身体が明らかに無理をしている。働いている平日は、とにかく現代の”普通”に自分を押し込めて無理をしているように思える。
体を動かす仕事・・もいいと思う。これまで様々な仕事をしてきたけど、その中には体を動かす肉体労働的な側面のある職種もあった。
今は持病の悪化の心配があって事務職で働いているけど、最近、歩き続けることでもっと肉体を鍛錬すれば何か変わるのではないか?という期待も密かに抱いている。
ここ数ヶ月、歩き続けていて、体が内側から少しずつ変化していっているのをわずかに感じるんだ。
なんだか怖いな。ちょっとスピリチュアルっぽくもある。いきすぎると宗教っぽくなってしまう怖さ。
でも、歩くようになって自分の中で何かが確実に変わった。そう、ポジティブ、プラスの方向に変わっていっている。
ぬっわ、早くセミリタイアしたい。そして思う存分歩きたい。
砂時計をそろそろひっくり返す。派遣上限3年のうち、半分がそろそろ終わりそうだ。
折り返し地点まであと少し。そこからは、いよいよ後半戦に突入する。
そう、終わりに近づいていくのみ。だから、すべての砂が落ちるその日まで、粛々と過ごしていくのみ。